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ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団

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    マーラー:交響曲第9番、第10番(ケルン・ギュルツェニヒ管/シュテンツ)

    シュテンツとケルン・ギュルツェニヒ管によるマーラー(1860-1911)・ツィクルスもこの1枚で完了となります。最後に登場するのは感動的な第9番と、第10番のアダージョ。第9番で素晴らしいドラマの構築を堪能したあと、1枚のディスクに収録されたアダージョ楽章を聴くときには、大いなる満足感とともに一抹の寂しさを覚えずにはいられません。「大地の歌」と「第10番全曲」(補筆は誰でもよい)もこの組み合わせで聞きたかった…と。すでにこのオーケストラの音楽監督の地位を離れたシュテンツ。次回は私たちの前に、どのような音楽を披露してくれるのでしょう?その期待も込めて、何回も繰り返して聞きたくなるアルバムです。(2014/07/23 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC654

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    マルティヌー:ピアノ三重奏と弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ/ラプソディ協奏曲/リディッツェ追悼(ツィンマーマン/トリオ・ワンダラー/ケルン・ギュルツェニヒ管/コンロン)

    (2009/04/01 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C71053

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    ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」/プロコフィエフ:アレクサンドル・ネフスキー(ケルン・ギュルツェニヒ管/キタエンコ)

    ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、ラフマニノフ、チャイコフスキーと続いてきた、キタエンコとケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団によるロシア音楽集の録音。今回は「魔女の宴、死神の踊り、氷上の戦い」にまつわる作品が演奏されています。通常耳にすることの多いリムスキー=コルサコフによる編曲ではなく、作曲者自身の原典版で聴く「禿山の一夜」は、幾度も改訂を繰り返す前の粗削りさが魅力。最後まで悪霊たちが暴れまわり唐突に曲を閉じるのは、普段のヴァージョンに慣れている人にはかなり衝撃的。同じく死に取りつかれた歌曲集「死の歌と踊り」も恐ろしさに満ちています。もともとは映画のための音楽「アレクサンドル・ネフスキー」も荒々しさ満点。音楽がピークに達する「氷上の戦い」では迫力たっぷりの響きが堪能できます。(2017/06/23 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC459

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    ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ/リャードフ:管弦楽作品集(ケルン・ギュルツェニヒ管/キタエンコ)

    2009年、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の名誉指揮者に就任以来、キタエンコは数多くの素晴らしい録音を世に出してきました。とりわけ前作のシベリウス:交響曲第2番(OC457)は2019年の国際クラシック音楽賞(ICMA)の交響曲部門で最高賞に選ばれるなど世界中で絶賛されています。今作では、キタエンコが最も得意とするお国物3曲を収録。ムソルグスキーの名曲「展覧会の絵」ではカラフルなサウンドが楽しめるラヴェル版を用い、しなやかで美しい演奏を披露。リムスキー=コルサコフの歌劇《見えざる町キテージと聖女フェヴォロニャの物語》の演奏会組曲では、神秘的な物語を彩る重厚な音楽を形作ります。リャードフの人気曲「魔法にかけられた湖」もやはり物語性を持つ曲であり、ここでもキタエンコは堂々たる音楽を聴かせます。(2019/05/24 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC469

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    ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」/タネーエフ:聖イオアン・ダマスキン(ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団/ケルン・ギュルツェニヒ管/キタエンコ)

    ラフマニノフの合唱交響曲『鐘』は、1913年に作曲された合唱作品。アメリカの詩人エドガー・アラン・ポー(1809-1849)の詩をロシアの詩人、コンスタンチン・バリモントがロシア語に訳したものを自由に用いながら、4つの場面「そりのベル=若さ」「結婚」「激動の幕開け」「弔い」を象徴する鐘の音を通して人生の機微を描いています。ラフマニノフが好んだ「怒りの日=ディエス・イレ」の旋律も効果的に使われた中期の傑作の一つです。かたやタネーエフの「聖イオアン・ダマスキン」は宗教的なカンタータ。7~8世紀に実在した聖人(ダマスコのヨハネ)の祈祷文をトルストイが翻案したテキストの中から、タネーエフは16行を選択、感動的な作品に仕上げました。タネーエフ初の成功作品としても知られ、いかにもロシアの合唱曲らしい荘厳な雰囲気を持っています。キタエンコは、その特徴とも言える重低音を強調した響きを、30年以上に渡り彼と演奏を続けているケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団から引き出し、メリハリのある音楽を作っていきます。また、チェコで作曲家としても活躍するペトル・フィアラが指導するチェコ・フィルハーモニー合唱団ブルノの力強く、清冽なハーモニーも聴きどころです。(2020/07/22 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC470

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    ラフマニノフ:交響曲第1番/幻想曲「岩」(ギュルツェニヒ管/キタエンコ)

    ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とのチャイコフスキー・ツィクルスを堂々完成させたドミトリー・キタエンコ、次はラフマニノフ(1873-1943)の交響曲全集に挑戦です。もちろん曲数は少ないのですが、どの曲もぎっしりと内容が詰まっており、相手としては申し分ありません。新しいサクセス・ストーリーの始まりです。まずは1895年に完成された交響曲第1番から。初演が大失敗したことで知られるこの作品(ラフマニノフはこの失敗で大きな精神的打撃を受けました)、失敗した原因の一つには初演を指揮したグラズノフの悪い演奏があるともされています。もしキタエンコが初演したなら…その後のロシアの音楽的歴史は大きく変化した…かも知れませんね。(2014/12/24 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC440

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    ラフマニノフ:交響曲第2番/ヴォカリーズ(サバドゥス/ケルン・ギュルツェニヒ管/キタエンコ)

    交響曲第1番の初演が大失敗し、精神的にも追い詰められたラフマニノフ(1873-1943)ですが、1901年に完成したピアノ協奏曲第2番が大成功を収め、ようやく自信を取り戻したというエピソードが良く知られています。その後の彼は順風満帆の日々を送り、1906年から1907年にかけて作曲されたこの交響曲第2番も、溢れるような旋律美と劇的な曲想で高い人気を得ています。キタエンコによるラフマニノフ交響曲集、第2弾となるこの第2番の演奏ですが、さすがお国物に定評のあるキタエンコだけあって今回も文句のつけようがありません。冒頭からたっぷり歌わせる弦の調べと、溌剌とした木管、高らかに咆哮する金管・・・全てが完璧です。最後に添えられたこちらも名曲「ヴォカリーズ」を歌うのは当代随一のカウンター・テナー、サバドゥスです。幻想的な歌声が夢心地を誘います。(2015/06/24 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC441

  • ラフマニノフ:交響曲第3番/交響的舞曲(ギュルツェニヒ管/キタエンコ)

    連続した作品番号からもわかる通り、ラフマニノフの「交響曲第3番」と「交響的舞曲」には密接な関係があります。楽器編成が似ていたり、どちらの曲にも「怒りの日」のモティーフが効果的に使われていたりと、その類似点は数多く、どちらも精緻なオーケストレーションによる充実した作品となっています。とはいうものの、彼の最後の作品となった「交響的舞曲」に「交響曲第4番」のタイトルを与えなかったラフマニノフの思いはどんなものだったのでしょう。この曲の各々の楽章に副題をつけることも想定していたというラフマニノフ、やはり自由な形式をより好んでいたのでしょうか。キタエンコの演奏は、いつものようにがっちりと音を固め、それぞれの曲をぐいぐい引っ張っていきます。交響曲第2番のような「酔えるメロディ」は少なめですが、それでも歌わせるところはとことん歌わせながら、曲の核心に迫るところなど、さすがの一言です。 ( 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC442

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    レーベル名
    カタログ番号:2015.11.25

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    ロット:管弦楽作品全集 1 (ケルン・ギュルツェニヒ管/ウォード)

    幻の天才、ハンス・ロットの管弦楽作品シリーズ、始動!ウィーン近郊に生まれ、ウィーン音楽院で学んだハンス・ロット。音楽院ではマーラーと机を並べる傍ら、ブルックナーにオルガン演奏を学び、音楽家の道を志しました。しかし1878年には音楽院の作曲コンクールに「交響曲第1番」の第1楽章を提出するも、審査員たちに酷評されてしまいます。唯一、彼の師であったブルックナーは擁護しましたが、結果は落選。卒業後はブラームスに作品を見せるなど再起をはかりましたが、ここでも酷評され、ついには精神を病んでしまったロットは25歳の若さでこの世を去ってしまいます。20世紀後半になってようやく注目された彼の交響曲第1番は、長い間「マーラーのエピゴーネン(亜流)」と言われていましたが、最近の研究では、マーラーがロット作品からの引用を行っていたことがわかり、彼の独自性が評価され始めました。このCapriccioのシリーズは、再構築版を含むロットのオーケストラ作品を録音することで、ロットの魅力的な遺産を後世に残すことを目論んだもの。第1集には世界初録音となる「ハムレット」序曲を含む全6作品が収録されています。師ブルックナーを思わせる厚みのある響きが存分に楽しめるロットの作品をお楽しみください。(2020/09/11 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5408

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    ロット:管弦楽作品全集 2 - 交響曲第1番/弦楽オーケストラのための交響曲/交響的断章(ケルン・ギュルツェニヒ管/ウォード)

    幻の天才、ハンス・ロットの代表作「交響曲ホ長調」、シリーズに登場!「彼と私は、同じ木から採れた2個の果物のように、同じ土によって生育し、同じ空気を採り入れていた」とマーラーが語ったというハンス・ロット。2人は同じようにブルックナー、ワーグナーの作風を継承した作品を書きましたが、25歳でこの世を去ったロットの作品は長い間認められることがありませんでした。20世紀後半になってようやく注目された彼の交響曲第1番は、長い間「マーラーのエピゴーネン(亜流)」と言われていましたが、最近の研究では、マーラーがロット作品からの引用を行っていたことがわかり、ロットの独自性が注目される契機となりました。このCapriccioのシリーズは、再構築版を含むロットのオーケストラ作品を録音することで、ロットの魅力的な遺産を後世に残すことを目指しています。第2集には彼の代表作である「交響曲ホ長調」を中心に、交響曲への導入作でありブルックナーへの賛辞が表現された「交響的断章」、1874年から1875年にかけて作曲されたメンデルスゾーン風の味わいを持つ「弦楽オーケストラのための交響曲」の3曲を収録。若きロットの才能が開花していく様をありありと体感できる選曲です。*国内仕様盤には広瀬大介氏による解説が付属します。(2021/01/15 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5414