パリ・オペラコミック管弦楽団
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ベルギー出身でパリを拠点に活躍した指揮者、アンドレ・クリュイタンス(1905-67)。EMIにたくさんの録音を残した彼は、《ホフマン物語》も新旧2種の録音を行なっています。1964年にパリ音楽院管弦楽団と録音したステレオ盤が日本では有名ですが、ゲッダ、シュヴァルツコップ、ロス・アンへレスなど、非フランスの歌手を起用したインターナショナルな演奏でした。その16年前にオペラ・コミーク座のアンサンブルと録音したこのSP原盤では、当時のオペラ・コミーク座やオペラ座など、実際にパリで活躍していた歌手たちの演唱が魅力的です。(山崎浩太郎)(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110214-15 |
カラス、サザーランドの両女史の出現以降、コロラトゥーラは胸声を使った強靭なものが主流となりました。しかしそれ以前の歌手たちは頭声をおもに使い、繊細で軽やかな歌唱をしていたのでした。少し口にこもった響きの、しかし絹糸のような柔軟さと美しさを持つ歌声は、迫力においてこそ今日の発声法に劣るものの、その至芸は驚嘆すべきものがあります。タイトル・ロールを務めるロバンは、その歌唱法を伝える最後の世代に当たる名ソプラノで、ラクメを当たり役として名をはせました。彼女の自在に飛び回る「ソプラノ・レッジェーロ」の歌声は、ガリ=クルチ、ポンス、ファラーといった往年の名歌手たちを知る聴き手には、魅力的に響くことでしょう。(2007/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111235-36 |
世界で最も人気のあるオペラ《カルメン》は、あらゆる国の歌劇場で上演されつづけていますが、初演の地パリでは、1875年の初演以来1959年まで、オペラ座より一回り小さいオペラ・コミークで上演することになっていました。オペラ・コミークは録音の上でも伝統を誇り、この1950年盤は1911年盤、2種の28年盤に続く4番目の商業録音全曲にあたります。指揮のクリュイタンス(1905-67)は当時のオペラ・コミークの音楽監督をしていました。歌手たちもすべてオペラ・コミークの舞台で歌っていた人たちです。初演以来の伝統をつたえる全曲盤です。(山崎浩太郎)(2003/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110238-39 |
マスネのオペラ《マノン》は《ウェルテル》とともに彼の代表作です。この電気録音盤は、23年のアコースティック録音盤に続く史上2番目の全曲盤で、SP時代のファンの多くはこの音盤で作品に親しんだのでした。パリのオペラ・コミークはこの作品を1884年に初演した歌劇場として、その上演を得意としてきました。マノン役を歌うフェラルディ(1894-1949)はトゥールーズ生まれ、1924年から42年までオペラ・コミークで活躍しました。デ・グリュー役のロガチェフスキー(1891-1985)はウクライナ出身、パリとブリュッセルを拠点にした歌手です。(山崎浩太郎)(2003/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110203-04 |