オーステンライク, ニーンケ
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作曲家としてのマルケヴィチの作品は、聴けば聴く程にその凄さに震撼せざるを得ません。この第7集でも驚異的な才能に驚かされるばかりです。第1曲目は彼が16歳の時に書いたピアノ協奏曲。ちょっと人を食ったような表情を見せるピアノの動きはプロコフィエフでもなくバルトークでもない暴力的で、かつ魅力的なものです。メロディの美しさを求める人には向かない音楽ですが、この恐ろしいまでの機動力を有した作品が16歳の少年の手から生まれたというのは、確かに恐ろしいことです。カンタータはバレエ・ルセの委嘱に拠って書かれた作品。ジャン・コクトーのテキストに基づいています。「イカロス」は、第3集(8.572153)に収録された「イカロスの飛行」を再構築したものです。やはりバレエ・ルセのプロジェクトのために1932年に作曲、翌1933年に初演された作品でしたが、出来あがりが気に入らなかったのか破棄してしまったものを、その約10年後に改作したものです。(2011/02/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572157 |