ロングボウ
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吹奏楽ファンにはその名前が良く知られているイギリスの現代作曲家、ナイジェル・クラーク(1960-)。彼は30年に渡ってヴァイオリニスト、ピーター・シェパード・スクアヴェズとアンサンブル「ロングボウ」のための作品に取り組んできました。彼の作品の多くは詩や絵画からインスピレーションを得ていますが、この5つの作品の中にも、数多くの元ネタとなるものがあります。トラック3は、ドーヴァーの町の象徴ともいえるもので、それぞれ船、港、川などの名前が並べられているのです。トラック4の「パルプとぼろきれ」はドーヴァー郊外の古い製紙工場の機械からインスピレーションを受け書かれたものです。親密なアンサンブルはさすがです。(2016/02/24 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0325 |
ダウランドの「涙のパヴァーヌ」は1600年代におけるイングランドのヒット曲でした。この曲をモティーフにヨーロッパ各地の音楽家が独自のヴァージョンを作ることで爆発的に広まりました。そして400年後、イギリスの現代作曲家ディヴィッド・ゴートンが「涙のパヴァーヌ」の新しいヴァージョンを作り、聞き手の前に披露します。オリジナルのリュートの響きを弦楽合奏に増幅したり、11弦ギターで全く新しい響きを追求してみたりと、様々な試みがなされていますが、どの曲も決してダウランドらしさを失うことはありません。(2017/04/21 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0396 |
ヘンツェ(1926-2012)の2つのヴァイオリン作品を収録。最初の作品のタイトルは「倍増したヴィターリ」という意味で、あの有名な「ヴィターリのシャコンヌ」をさらに変奏曲に仕立てたというもの。原曲がどんどん陵辱され、どろどろに形を変えていく様子がたまりません。カデンツァの部分の奇妙な世界観もたまりません。ヴァイオリン協奏曲第2番は、劇場やコンサートで演奏されることを目標に作られた音楽で、ヴァイオリン、テープに録音された詩人エンツェンスベルガーの「ゲーデル頌」をスピーカーから流しながら、管弦楽とヴァイオリンが様々な風情の音楽を奏していきます。ヴァイオリニストのパフォーマンスも含めて入念な準備が必要とされるこの演奏は、ヘンツェとスケアヴェズによるコラヴォレーションの最後のもので(その少し後に彼らの共同作業は終了しています)スケアヴェズ自身もこの演奏を聴いたことがなかったのだそうです。、BBCによると、この記録のマスターは失われていたため、今回のCDには大英図書館にあったコピーを修復したものが収録されています。曲はもう通常のヴァイオリン協奏曲の概念など軽く飛び越えた「パフォーマンス」であり、上質な素材をふんだんに使用したヘンツェらしい混沌の世界を楽しむことができます。(2015/05/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573289 |