ロッシ=レメーニ, ニコラ
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このCDは、EMIがスタジオ録音した全曲盤の初発売当時のLPを音源として覆刻したものです。マリア・カラス(1923-77)がミラノ・スカラ座のオーケストラと合唱団との共演で録音した、最初の全曲盤でした。芸歴の始まりの頃、トゥーランドット姫やブリュンヒルデを歌うドラマティコだったカラスが、切れ味鋭いコロラトゥーラの技巧を持っていることを初めて披露したのは、49年ヴェネツィアの《清教徒》公演です。至高のプリマ・ドンナ、唯一無二の存在としてのカラスの名を知らしめたその役が、EMIへのデビュー盤ともなったのです。(山崎浩太郎)(2004/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110259-60 |
ノルマはマリア・カラスが最も愛した役でした。1948年から1965年までの間に92回も舞台で歌っています。このCDは彼女の2回のスタジオ録音のうち1回目のもの。またベッリーニの「ノルマ」の初の全曲録音でもありました。若く瑞々しい声と共感の深いドラマティックな彫込みのカラスのノルマは、歌手としてのカラス、「ノルマ」というオペラ、そしてベッリーニという作曲家、全ての評価を一気に高めたのです。このCDは良質なLPから新たに復刻したもの。本来の密度の濃い音質が蘇っています。余白には20世紀前半の大歌手たちが歌う「ノルマ」名場面集、これも貴重!(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110325-27 |
不幸にして長いとはいえなかった絶頂期にもかかわらず、カラスは発声方法において革命をもたらした存在として、音楽史上に跡を残しました。それまでの「クネーデル・シュティンメ」といわれた、軽快さを重視した頭声による発声方法を用いたコロラトゥーラに、胸声や中声をも利用した力強さと劇的効果を存分に盛り込んだ立役者こそ、カラスにほかなりません。そのドラマティックな唱法と舞台上の演技力をもって、ともすれば技巧の披露だけの場になりがちなソプラノの役に、生き生きとした血を脈打たせたのでした。このCDにはデビュー当初のドラマティコから最盛期のコロラトゥーラまでの、カラスの幅広い唱法を網羅しました。*既発売音源(8.110325-27、8.110259-60、8.110131-32、8.110302-04、8.110300-01、8.110256-57)からのコンピレーションです。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111082 |
異国の権力者と取り巻く女達、その回りの男達が織りなす喜劇「イタリアのトルコ人」。劇中劇を用いて騒ぎに巻き込まれる人々を一歩ひいて俯瞰して書き上げているところがいかにも通人ロッシーニらしく、近年高く再評価されています。大アリア形式と言うよりむしろアンサンブル主体に構成されたオペラですが、やはりコロラトゥーラを初めとするロッシーニ作品に欠かせない技巧が要求される作品。これを現代にリバイバルさせた立役者は当然カラス。このCDが録音された頃のカラスは技巧も堅固で、ロッシーニの自然な旋律線の流れを流麗に歌いこなしています。そしてボーナス・トラックには、もっとも知られた絢爛たるコロラトゥーラの難曲を収録。ステレオ時代とはまた装飾の付け方が微妙に違っています。(2006/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111028-29 |