ボーセジュール, リュック(1958-)
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あらゆる鍵盤楽器のための作品の中でも、最も偉大で最も学ぶべきところが多いとされるJ.S.バッハ(1685-1750)の「平均律クラヴィーア曲集」。1巻と2巻があり、それぞれ全ての長調と短調が用いられた24の前奏曲とフーガで構成されています。このフーガの部分には、あらゆる技術と対位法が駆使されており、学習者だけではなく、全ての音楽愛好家たちが愛してやまない曲集として知られているのです。ここで見事なハープシコードを演奏しているリュック・ボーセジュールは、すでにNAXOSに第1集を2005年に録音していて(8.557625-26)、こちらも基本を丁寧に押さえつつ、豊かな表現を湛えた演奏として評価されていますが、この第2集は更に考え抜かれた解釈と、極めて自然なテンポが心地よい、聴けば聴くほどに味が出る見事なものとなっています。(2015/02/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570564-65 |
バッハが用いていた調律法は、今日で言うところの平均律とは若干異なったものである、という説が有力になっています。しかしバッハが平均律曲集、すなわち24の全ての長短調を網羅する、前奏曲とフーガの対による48曲(の2巻による全96曲)により、音楽語法の新たなる地平を切り開くという偉業を成し遂げたことは、揺るぎのない事実です。曲想の多彩さ、そして造りの精巧さは比類がなく、希代の鍵盤ヴィルトゥオーゾ、かつ対位法の巨匠であった、バッハの実力を余すところなく示しています。演奏家にとっては、一生付き合っていくべき基本的レパートリーとされていますが、聴くものにとっても聴けば聴くほど発見がある、一生ものといえましょう。(2007/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557625-26 |
18世紀後半までの鍵盤楽器作品と言えば、ほとんどがチェンバロのために書かれています。姿はピアノとよく似ていますが、音を出す仕組みが異なっており(ピアノのように弦を叩くのではなく、弦をはじいて音を出す)、フレージングの微妙なニュアンスは演奏者のタッチによって左右される繊細な楽器です。ピアノの普及に伴い一度は廃れてしまいましたが、20世紀になって、古楽演奏自体に注目が集まったことや、コンサートホールでも音が響くように楽器が改良され、プーランクら何人かの作曲家が作品を書いたこともあり、現在では楽器の魅力が幅広く定着しています。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578184 |
古楽ファンの方はもちろん、バッハ以前の(特に鍵盤)音楽はちょっと・・・といった向きの方にも是非オススメしたいのが、このフォルクレのクラブサン組曲集です。実はこの曲集、アントニオ・フォルクレの息子、ジャン=バプティスト・フォルクレが、優れたヴィオール奏者であった父親のヴィオール作品を、クラブサン用として編曲したものを出版した、というものですが、中低音というヴィオールの音域をそのまま活かしているのが大成功で、この楽器の持つ豊穣な響きが、存分に楽しめるものとなっています。さらに華やかな和声の妙や、編曲作品とは思えない鍵盤技巧の豪華さも加わり、聴き応えは満点です!(2003/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553717 |