アスムセン , シーネ(1970-)
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マティアス・ヴェスタゴーはデンマークの新世代の作曲家。彼の関心はさまざまなところに向かっており、讃美歌からキャバレー・ソングまで多岐にわたる作品を書いています。ここに収録された作品はヴェスタゴーの人格形成と自己発見の過程で生まれたもので、彼の言葉を借りれば「私が心から愛するクラシック音楽の過去の遺産と、若者としての自己表現との間で折り合いを付けようとする試み」 です。演奏はデンマークを代表する「エスビェア・アンサンブル」。近現代作品を得意とし、特殊奏法など、作曲家の難しい要求にも易々と応える凄腕の奏者の集まりです。前半の作品を指揮する宗像 礼(むなかた・れい)はダルムシュタット夏季現代音楽講習会でユニークな作品を発表して話題を撒いた作曲家でもあり、このアルバムでも共感に満ちた演奏を聴かせています。(2022/08/26 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226546 |
デンマーク王立音楽大学でソレンセン、アブラハムセンといったデンマークを代表する作曲家たちから指導を受けた作曲家ヴォルサーエ。活動の初期には古典的な楽器を用いた作品を書いていましたが、最近はエレクトロニクスを多用したモダンな作風へと変化、ミュージック・コンクレート(日常的な音を素材とし、電子的な加工を加え再構成すること)の手法を用いた一連の作品は、北欧内外で高く評価されています。このアルバムに収録された2つの作品は、1970年代にデンマークの刑務所に収監されていたドイツの諜報員イェルク・マイヤーの詩からインスピレーションを受けたもの。この刑務所の牧師を務めていた父を通じてマイヤーの詩を知ったヴォルサーエは、マイヤー自身の声も効果的に用いながら、その孤独な心境と思想を最小限の楽器と歌で描き出しています。(2018/11/28 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226140 |
コペンハーゲンの王立音楽院で学び、パリでナディア・ブーランジェとメシアンに教えを受けた作曲家、ロウシング・オルセン。民族音楽の研究者として知られる彼の作品は、どれも独自のイディオムを持ち、西洋と東洋の伝統要素が融合されています。このアルバムには、15世紀の木版本に基づく「惑星」をはじめ、彼の最後の作品となった「A Dream in Violet」など、4曲の世界初録音を含む声楽と器楽のための作品が収録されています。
細密な色彩が施された中世の木版本からインスパイアされた「惑星」は、中世の惑星の名前を付された7つの曲で構成された組曲。"誕生してから、変化し、新しいものへと置き換わる"人類の歴史への賛歌でもあり、金星と月は女性を示しています。「音楽を聴き手に近づけるために、できるだけ直接的に作曲することが私の夢です」と語ったオルセンの理想が描かれた興味深い曲集です。
(2018/11/28 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226128 |
アルゼンチンの現代作曲家、現在カリフォルニア州立大学の作曲科の教授でもあるパブロ・オルティス(1956-)。彼とと指揮者、ディレクター、ポール・ヒリアーのコラボから生まれた不思議な感触を持つこのアルバムは、日常生活に潜む深い闇を描き出し、それを浮遊感ある美しいメロディで彩ったものです。タイトルの「おんどりと骨」は、アルゼンチンの現代作家Sergio Chejfecの詩を用いたもので、その名の通り、羽ばたく翼を持つおんどり、食事の風景、そして台所に遺された骨の物語で、これは5人の女声歌手、バリトン、そしてハープという稀な組み合わせで表現されます。もう一つの作品「ノートカー」は、9世紀に実在したベネディクト会修道士で、吃音者であったとされるノートカーの言葉がテキストに用いられています。1000年以上前に書かれたこの詩にオルティスは深い感銘を受けたというものです。オルガン・ソロを挟みながら神秘的な詩が歌われます。1979年に設立され、グラミー賞の受賞経験を持つ「アルス・ノヴァ・コペンハーゲン」は、世界でも有数のヴォーカル・アンサンブルとして知られています。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100048 |
近代アメリカのパーカッションのための作品集。1935年から45年にかけて打楽器のための作品を集中的に作曲したケージの「ファースト・コンストラクション」は、彼の師であるシェーンベルクが提唱した十二音技法を打楽器に持ち込み、16種類の楽器とサンダーマシンで演奏するというものです。ヒナステラの「魔術的アメリカに寄せるカンタータ」は戦争、自然現象、愛など人間の生活にまつわる事象が、コロンブス以前の古いテキストで語られるという壮大な作品。ルー・ハリソンの協奏曲は十二音の技法にインドやアフリカ音楽の要素を取り入れた独自の作風による協奏曲。朗々と歌うヴァイオリンとパーカッションの荒々しい響きが融合し、見事な音楽を創り上げています。ヴァレーズの「イオニザシオン」は打楽器のための音楽の先駆的作品の一つ。5分ほどの小品でありながらも、消防車用のサイレンまでを含む37の楽器の音色が交錯し、素晴らしい音の風景を描き出していきます。(2021/01/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574244 |
作曲家ベント・セアンセン(1958-)と、劇作家ペテル・アスムッセンによるコラボレーション。「Sounds Like You-あなたみたい」はベルゲン音楽祭からの委嘱作品で、2人の俳優と声楽アンサンブルによる緊迫した物語は、刺激的な無調の部分や、民謡の断片、子供の歌などが入り混じり、夢幻的な雰囲気を構築しています。「インテルメッツォ」は2人の共同作であるオペラ「空の下で」がベースになったもので、2人のメゾ・ソプラノ歌手とオーケストラによる5つの小品からなる小さな物語です。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220632 |
40年以上にわたりデンマークの音楽界の最先端で活躍する作曲家ラーシュ・ヘゴーの最新アルバム。収録された6つの作品はどれも洗練された味わいを持ち、ここでギターはソロ、伴奏、室内楽と様々な役割を担い楽器の魅力を伝えています。ギタリスト、イェスパー・シヴェバエクはジュリアン・ブリームやジョン・ウィリアムスの薫陶を受けたデンマークのギタリスト。2007年からコペンハーゲン音楽アカデミーの准教授を務めるほか、バンジョー、エレキギター、マンドリンの奏者としても活躍、数多くの賞を受賞するなど高く評価されています。(2021/03/26 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226594 |