ヴィロトー, トーマ(1985-)
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自身の作品に「フィボナッチ数列」を用いたり、ロシアの民族楽器や日本の琴など珍しい楽器を用いるなど、その特異性が注目されるタタール自治共和国出身の女性作曲家ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-)。このアルバムには彼女による「ギター」全作品が収録されています。と言っても、たった4曲で、その中で独奏作品は2曲のみ。まさにギターの音色を用いた「彼女独自」の世界がどこまでも展開されていきます。最初のトラックの「悔い改め」は3台のギターと、チェロとコントラバスの2台の低弦楽器が醸し出す、絶妙な音世界が魅力です。ここでのギターはまるでハープのように使われたり、また打楽器のように使われたりと、聴き手は既成概念がどんどん崩されていく快感にむせぶことになります。初期の作品「セレナード」は却って異質な世界(普通すぎる?)で、流動的なトッカータも面白いものです。「ソット・ヴォーチェ」も低弦楽器が用いられ、まるでため息のような響きを作り出しています。これは面白いです。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573379 |
2006年のアメリカギター基金主催のコンクールで優勝したトーマ・ヴィロトーのデビュー・アルバムです。彼は1985年パリに生まれ、12歳から音楽を学び始めました。1998年にバルセロナのファン・ペドロ・カレーロ音楽院に入学、名ギタリストアルヴァーロ・ピエッリに師事しました。多数のマスタークラスに参加し研鑽を積み、その2年後にバルセロナ高等音楽院、そして2001年からはパリで、エコール・ノルマルにてポンセの下で学ぶ俊英です。(2007/11/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570510 |