ヴェセルカ, ステファン
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R.シュトラウスといえば、やはり管弦楽曲やオペラが本領発揮の分野で、彼自身優れた腕前を持っていたにもかかわらず、ピアノ独奏曲の占めるウエイトは大変小さなものとなっています。実際、当盤に収めたピアノのための主要作品は、いずれも20歳までに作曲されたもので、シューマンやメンデルスゾーンらの影響が強く感じられたり、いかにも型に嵌まったような表現が見られたりと、いかにも若書きといった雰囲気も濃厚です。知らずに耳にすれば、作曲者の名前を当てることは困難ともいえましょう。しかしそこに流れる新鮮なロマンティシズムは、後年の彼のものとは違った魅力を醸し出しており、それがゆえにこれらの楽曲は、愛され続けているのでしょう。(2007/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557713 |
ドヴォルザークのピアノ曲の魅力の一つとして、洗練されすぎない、むしろダサっぽい田舎感覚をあげることができるでしょう。そしてそのよい例が、当盤冒頭の「2つのフリアント」です。急速で勢いのあるボヘミアの民族色の濃い舞曲ですが、野暮ったい音の重ね方が濃厚な味わいを醸し出しています。なかなか演奏も難しいはずですが、どうにも栄えない、しかしそんなところが、何とも魅力的です。「4つの牧歌」も、同様に田舎系の素敵な小品です。一方、もう少し洗練されているのが「6つの小品」です。どことなく、シューマンの「クライスレリアーナ」に似ているかも・・・。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557475 |
交響曲「新世界」、あるいは弦楽四重奏曲「アメリカ」といえば、知らぬものはいないドヴォルザークのアメリカ系超有名曲ですが、同時期、同趣向の作品として書かれたピアノ曲として「組曲イ長調」があります。「新世界」初演後間もなく作曲され、自ら管弦楽用にも編曲した「アメリカ組曲」とも呼ばれるこの曲集、親しみやすいメロディー満載で、円熟したドヴォルザークの筆致の見事さを示しています。ドヴォルザーク最後のピアノ曲となった、「2つの小品」も、短いながらも演奏効果に富んでおり、ちょっと気の利いたアンコール・ピースなどとしても、復権して欲しいものです。(2005/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557478 |
ドヴォルザークのピアノ曲の大部分は、舞曲や性格的小品、それらの集合による組曲で、いわゆる形式が前面に出てくる作品はほとんどありませんが、当盤の「主題と変奏」は例外で、単独の作品としては、彼の最大のピアノ曲です。旋律や和声の味わいは、紛れもないドヴォルザーク流ですが、他の作曲家のこの種の作品と同様に、彼のピアノ曲としては最大級に、意識的なピアノの名人芸的書法が追求されており、演奏効果に富んだ仕上がりとなっています。また「8つのワルツ」も、楽想の上でも、ピアノ書法の上でも、多彩さが顕著にうかがわれ、この作曲家の底力を見せつけています。(2005/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557474 |
「ドヴォルザークの最も有名なメロディー番付」を作るならば、「新世界交響曲」の第2楽章とならんで東西の横綱を張るのが、「ユモレスク」でしょう。しかしこの鼻歌との相性バツグンのこのメロディー、その余りの見事さゆえに、様々なアレンジで演奏されることとなり、オリジナルのピアノ曲としての姿は、意外に知られなくなってしまったようです。可憐な感じが前面に出ている原曲の響きには、新鮮さを感じる方もいらっしゃるかもしれません。なお曲集を成している、その他の7曲も「ユーモラスな」意のタイトルに相応しい、個性的で楽しい曲ばかりですので、あわせてお楽しみください!(2005/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557477 |
コンサート会場に鎮座するピカピカのグランドピアノから、パブやバーでエンターテインメントを提供する、少々音の狂ったアップライトピアノまで、ピアノは全ての楽器の中で最も普遍的な人気を持つ楽器です。もちろん作品数も多く、チェンバロからピアノへと移行した古典派以降のほとんどの作曲家がピアノを用いた作品を書いています。ベートーヴェンの「エリーゼのために」で幕を開けるこのアルバムは、ショパン、リスト、ラフマニノフ、サティなどピアノ曲を楽しむ上ではなくてはならないレパートリーを集めました。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578180 |