ヴィンター, ヴェロニカ
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普通「ドイツ・レクィエム」と言えば、ブラームスの名曲を指しますが、ドイツ音楽隆盛の歴史はこの人から始まったと言えるシュッツにも「ドイツ・レクィエム」があります。最初は淡々とした印象しか受けないかもしれませんが、何度も聴くうちに全ての音符が心に響いてくるようになり、気がつけば虜になるという、不思議な音楽の力を持つのがシュッツの音楽。合唱を愛する人なら、自分の葬式で流したい曲のナンバーワンになるかも。「十字架上のキリストの七つの言葉」と「宗教的合唱曲集」抜粋も同様の名曲で、バッハ以前の音楽の中で真っ先に聴いていただきたいのが、シュッツの声楽曲なのです。(2004/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555705 |
1600年から1800年に渡るハンブルクの聖なる音楽シリーズ第3集。このアルバムでは3つのコラール・ヴァリエーションとコラール・コンチェルトをお聴きいただきましょう。17世紀の教会音楽作曲家ゼッレ、都市の音楽監督であったショップ、そして名オルガニストのシャイデマン。彼らの作品は2週間ごとに地域で演奏され、その際には地元のアンサンブルと独唱者たちが共演したのです。賛美歌をもとにしたテーマを極限までに展開し、美しい音楽に仕立て上げたこれらの作品は、当時のスタイルを研究するためにも役立つものです。(2008/12/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777362-2 |
cpoで精力的にリリースを続けるテレマンの作品集、今回もマグデブルク・テレマン音楽祭で演奏された作品をお届けいたします。毎回プログラムに選ばれるのは、オラトリオや受難曲、カンタータなどのオペラに匹敵する壮大な作品であり、今回のカンタータも例に漏れません。テレマンのカンタータには、実に驚くべき生産性が明らかにされており、重要な教会音楽作曲家としてのテレマンを再認識することができるでしょう。
これらのカンタータは毎週日曜日と祭日に演奏できるように、72曲が書かれていて、どもでも贅沢な響きを持った重厚で楽しい作品となっています。(2012/09/12 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777261-2 |
J.S.バッハの二男として生まれたC.P.E.バッハ(1681-1767)は、父からの影響よりも、父の友人で名付け親になったテレマン(彼の名の一つであるフィリップはテレマンの名前にちなんだ)の音楽様式を受け継ぎ、最終的には古典派音楽の基礎を作ったことで知られています。2014年に開催された「第22回マグデブルク・テレマン祝祭音楽祭」では、テレマンと関連の深かったC.P.E.バッハの生誕300年を記念して「Generations=2つの世代」と題された2人の作品の類似性と独自性を探る興味深い演奏会が権威者ヘルマン・マックスによって行われ、その模様がこのアルバムに収録されています。晩年のテレマンは若い世代の音楽家たちを応援しながら、自身の作風も模索し、新しい作品を創り上げていましたが、この晩年の祝祭カンタータも、そんな探究心から生まれた作品群で、当時の作曲家たちが尊敬してやまなかったテレマンらしい貫禄と余裕あふれる堂々たる作品になっています。その背中を追うC.P.E.バッハの見事なカンタータも聴きものです。(2016/12/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777946-2 |
歴史的にも、ハンザ同盟の一員として富裕な有力都市のひとつであったハンブルクは、1410年、1510年、1618年と三度神聖ローマ皇帝から自由都市の特権を与えられ、自治権を獲得維持しており、17世紀のハンブルクは当時の中都市の中では、比較的安全で平和な都市でした。しかし、中世からの確執が絶えないデーン人(デンマークの前身)や、海から襲ってくる海賊たちなど、常に外敵にさらされていることも事実。そんなハンブルクの市民たちは、自ら自警団を結成し、外敵から身を守る努力を怠りませんでした。そんな自警団をまとめる隊長は市民から尊敬され、その激務を労うため、祝宴を催したのです。そんな時のためにテレマンが1738年に書いた作品集です。(2011/02/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777386-2 |
バッハのクリスマス・オラトリオBWV248がカンタータ6曲の連作であるように、クリスマスにちなんだテレマンのカンタータ5作をつなぎ合わせることによって「クリスマス・オラトリオ」を構成するという試みです。発案者はライニッシェ・カントライとダス・クライネ・コンツェルトの指揮者ヘルマン・マックス。ドイツ・バロック音楽の大ベテランならではの楽しいアルバムです。声楽陣は各パート1人、器楽は弦が3/3/2/1/1という室内楽に近い編成で、木管のあたたかな彩りとトランペットの華やいだ響きがクリスマス気分を盛り立てます。(2024/01/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555605-2 |
バロック期に活躍した作曲家の中で、おそらく最も作品数が多いとされているのがテレマンです。彼の作品の全てが整理されておらず、その上、ハンブルクの図書館を中心に数多くの未発表作品が存在すると推測されており、その全貌は未だわかっておりません。この1759年作の「マルコ受難曲」も、これまではマグデブルク市の音楽監督を務めていたヨハン・ハインリヒ・ローレの作品と考えられていましたが、最近ブリュッセル王立図書館に所蔵されていた資料からテレマンの作品と断定されました。匿名の神学者によるテキスト「詩的な考察事項」が追加されたこのヴァージョンは、テレマンがテキストを細かく調整したことで、完成された物語として整えられています。アリアよりも雄弁なレチタティーヴォも聴きどころです。この演奏にあたり、ヘルマン・マックスはアルトのパートを1オクターヴ下に移調するなど、テレマンの構想を忠実に守り、鮮やかな世界を描き出しています。(2020/03/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555347-2 |