コレット, ローナン
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実力派指揮者、ウルフ・シルマーによるバーンスタインの演奏です。シンフォニック・ダンスはオーケストラの柔軟性極限までを生かし、抽出した古典的な響きにモダンな味付けを施したという見事な仕上がりです。「タヒチ島の騒動」はタイトルだけ訊くとものものしい曲を想像してしまいますが、実は単なる倦怠期の夫婦のちょっとしたげんかを描いたライト・オペラ。けんかして気まずくなってしまった夫婦が仲直りのために観に行く映画のタイトルが「タヒチ島の騒動」というわけです。この何とも愛らしい(?)作品を至極真面目に演奏するシルマーに聴き手はニヤニヤしてしまいます。ボーナス・トラックとしてウルフ・シルマーと放送作家エルギン・ホイアーディングの対話が収録されています。(2009/09/30 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :403571900300 |
アーヘンに生まれたレオ・ブレッヒは神童ピアニストとしていち早く活躍。後にベルリンでピアノと作曲を学び、やがてベルリン宮廷歌劇場(後に国立歌劇場)の音楽総監督に迎えられます。ナチスが政権を取るとユダヤ系のブレッヒはドイツ国内での活動の場から追われてしまいますが、戦後はベルリンに戻り、ベルリン・ドイツ・オペラの音楽総監督を務めました。1910年代半ばには早くも録音活動を行っており、レコード・ファンには特になじみ深い名前です。この歌劇《アルプス王と人間嫌い》は1902年頃に作曲された彼の5番目の歌劇。ドレスデン宮廷歌劇場で初演された際、センセーショナルな成功を収めました。しかしナチスにより彼の全ての作品が上演禁止されたため、この歌劇も忘れられてしまいましたが、先にCAPRICCIOからリリースされた管弦楽作品全集(C5481)に続き、彼ゆかりのアーヘンのオーケストラと合唱団の演奏で蘇りました。オーストリア帝国の時代、俳優、劇作家として活躍したフェルディナント・ライムント(1790-1836)の同名小説を題材としたこの作品は、人間嫌いの男が、偏執狂的な不信感で家族や使用人を恐怖に陥れるも、超自然的な存在の采配により自身の振る舞いを反省するという物語。。ワーグナーやフンパーディンクを思わせる重厚なオーケストラの音色に加え、高尚さとコミカルさを持ち合わせた聴きごたえのある1作です。歌劇の余白には2つの軍隊行進曲が収録されています。(2022/09/09 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5478 |