ウィルソン=ジョンソン, ディヴィッド(1950-)
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ストラヴィンスキーやシェーンベルクにおける明晰な解釈が知られる指揮者ロバート・クラフト。そんな彼がヴェーベルンに魅了されるのも当然のことでしょう。作品数こそ少ないですが、そのどれもが捉え難いほど魅力と感性に溢れたヴェーベルンの作品は、演奏家にとっても聴き手にとってもまるで宝の山と言えるのですから。このアルバムには、歌声すらも一つの音を構築する響きとして使われている声楽曲と、いくつもの音の層から出来た精緻な織物である「バッハのリチェルカーレ」が収録されています。彼の歌曲は編成が特殊なため演奏が困難とされていますので、これはとても貴重な1枚になることでしょう。(2009/09/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557531 |
決して大作曲家と位置づけられているわけではありませんが、20世紀前半に活動したイギリスのクィルターの歌曲は独自の抒情的味わいを持ち、エレガントで気品があるため、密かな人気を誇ります。当盤は彼が編曲したイギリス、アイルランドなどの民謡(「マイ・レディ・グリーンスリーヴス」のように日本人にも馴染みの旋律も登場)と、女声歌手の重唱によるパートソングの全てをお届けします。世界初録音も多数含みます!他のナクソス盤(8.557116)と併せ、イギリス近代の歌曲だけが持つ独特の世界を心ゆくまでご堪能ください。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557495 |
人気急上昇、ロバート・クラフトによる精緻なシェーンベルク(1874-1951)の声楽作品集。Op.8はかろうじて調性感を保っているものの、それ以降の作品はまさに夢幻の響き。ストラヴィンスキーの弟子として知られシェーンベルクとも親交のあったクラフトは、すでに多くのシェーンベルク作品の録音がありますが、この新録はまさに目の覚めるような素晴らしさ。極彩色からモノトーンまで響きの多彩さが味わえることでしょう。(2008/01/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557525 |
せっかくクラシック音楽に興味を持ったら、「グレの歌」は聴いておきたいものです。理由は、規模が史上最大級に大きいから。5人の独唱者に語り手、3群の男声四部合唱、混声八部合唱、打楽器セクションも含め巨大な編成の管弦楽で、五百人を超える規模の演奏家を要します。シェーンベルクと言えば十二音でよくわからないというイメージが固定的ですが、「グレ」は後期ロマン派の延長線上にある美を湛えています。既に「グレ」の洗礼を受けた方には、シェーンベルクと言えばこの人ありのロバート・クラフトが指揮した新録音である点に是非ともご注目ください。コッホ・レーベルの再発売盤です。(2005/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557518-19 |
とにかく「結婚」はオドロキの作品です! 独唱に合唱、17の打楽器にピアノ4台!という編成だけでビックリですが、その編成から常人の想像を遥かに絶する面白い響きを引き出した、ストラヴィンスキーの天才性にはまさに驚愕です。ロシア語の歌詞を最大限に活かした生命力溢れるリズム、各種楽器の特質と様々な音域による声質を巧み織り込んだオーケストレーションの妙、こんな面白い作品があってよいのか!と思ってしまいます。引き締まった明快な響きで、ドラマティックな盛り上げにも事欠かない「エディプス王」とともに、三大バレエだけではないストラヴィンスキーの、恐るべき守備範囲の広さを見せつけられる思いがします。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557499 |
ストラヴィンスキー(1882-1971)晩年の愛弟子であり、シェーンベルクとも親交のあった作曲家、指揮者ロバート・クラフト監修のストラヴィンスキー作品集も、これで第12集となりました。ヴァイオリンとピアノの対照的な音色が楽しめる「協奏的に重奏曲」、亡命先のアメリカでロシアを思い書かれた「2台のピアノのためのソナタ」、ストラヴィンスキーの葬儀の際に演奏された「レクイエム・カンティクルス」、聖書から題材が取られた劇的な「アブラハムとイサク」、ストラヴィンスキーの最も感動的な作品のひとつ「悲歌」。チャイコフスキーの作品の編曲である「青い鳥」と、なんともヴァラエティ豊かな選曲です。器楽曲ももちろん素晴らしいのですが、何と言っても大規模な作品が見事です。(2011/06/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557532 |
どうしても管弦楽曲や器楽曲の後に置かれるのですが、ストラヴィンスキーという人物の全体像を知るために欠かせないのが合唱を伴う声楽曲です。当盤は声楽曲の名作を集め、その魅力を味わうには格好の一枚。もちろん、ストラヴィンスキーの専門家クラフト指揮というのも推薦点です。代表作は「詩篇交響曲」で、伝統的な意味での交響曲というよりはカンタータ的。初期の「春の祭典」のようなダイナミズムは全く見られないにも関わらず、人気曲の地位を不動のものとしています。木管楽器を伴い、透明感漂う「ミサ」、無伴奏による敬虔な「3つのロシア聖歌」、乾いた「カンタータ」や「バベル」。ストラヴィンスキーならではの境地に、貴方は惚れるかもしれません。MusicMasters(その他)とKoch International(詩篇交響曲)レーベルの再発売盤です。(2006/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557504 |
数々の映画音楽で知られるハワード・ブレイクのオラトリオ「メアリー(マリア)の受難」は、聖母マリアの目を通して描かれたイエス・キリストの一生の物語です。ソプラノ・ソロとボーイ・ソプラノ、合唱とオーケストラ(改訂版ではここにテノールとバリトン・ソロが加えられた)で歌われる受胎告知からキリストの復活までの出来事は、時に激しく、時に優しく心に染みいるように歌われます。映画音楽を得意とするブレイクだけあって、常に響きは美しく、耳に心地良いものとなっています。ソプラノ・ソロを歌うのはパトリシア・ロザリオ。現在のイギリスにおいて宗教曲、現代曲を歌わせたら右に出る者はいない名歌手です。その16年前に作曲された「キリスト降誕の4つの歌」は金管の伴奏と合唱とテノールで歌われる素朴な歌曲集。こちらはマリアの喜びが全編に溢れる美しい曲です。(2010/06/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572453 |