ニコロージ, フランチェスコ
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【Capriccioレーベルが2007年から10年以上を費やして録音を続けたフランツ&カール・ドップラーによるフルート音楽全集が12枚組BOXとして登場!】数多くの技巧的なフルート作品で知られるハンガリー出身のドップラー兄弟。2人とも卓越したフルート奏者であり、また兄は当時、オペラや舞台作品の作曲家として一世を風靡していました。彼らのフルート曲は、兄弟がツアーで演奏するために書かれたものがほとんどで、それらは、同時代の歌劇のメロディから主題が取られた華麗な変奏曲や、フルート協奏曲、二重奏曲であり、いずれもヨーロッパ中で大人気を誇った作品ばかりです。また当時活躍した音楽家たちとも親交があり、曲を献呈しあうなど相互に強い影響を及ぼしています。長年に渡ってドップラー作品の研究を続け、このプロジェクトを完成させたスペインのフルート奏者クラウディ・アリマニーは、自身が全曲で演奏。またデュオ作品では工藤重典やヤーノシュ・バーリントが共演するほか、マクサンス・ラリュー、ジャン=ピエール・ランパルら巨匠たちも登場、時にはヴァイオリンやハープ、オーケストラとともに華麗な共演を繰り広げています。(2022/06/10 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C7430 |
ローベルト・シューマンの夫人であるクララ・シューマンは、音楽史上において非常に興味をそそられる存在ですが、その作品自体が演奏、録音されることはあまり多くなく、当盤は貴重な存在といえましょう。ピアノ協奏曲は14~16才の頃の作で、未成熟な部分もありますが、時代の空気を反映した名技的なパッセージがあっても、見世物的にはなっていないところに、後年リストの批判者となる予感を感じさせます。ピアノ三重奏曲はそれより10年ほど後の作で、より完成度も高く、確かなロマン派保守本流の流れを感じさせます。特に第3楽章の主題の美しさなど絶品といえましょう。なお、協奏曲の演奏家は、ピアニストのニコロージ以外、全員が女性です。(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557552 |
「3本の手」と呼ばれる派手なピアノ装飾技法で知られるタールベルクですが、彼のピアノ協奏曲は無数に書き散らされたオペラ幻想曲とは異なり、娯楽色よりも生真面目さを感じさせる作品となっています。といっても決して堅苦しい音楽ではなく、古典的な端正さと、随所にちりばめられている難渋な技巧のバランスよいミックスは、大変耳に楽しく響きます。また併録の独奏作品ではなんといっても「ベートーヴェンの思い出」の奇想ぶりが注目されます。もちろん副題どおりベートーヴェンの第7交響曲がメインの素材となっていますが、そこに第5交響曲が珍妙な乱入を果たすハチャメチャさが、彼の意外な一面を見せてくれています(ちょっとアルカン的かも?)。(2000/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553701 |
タールベルクはリストの最大のライヴァルであり、リストは彼からショパンやパガニーニに匹敵する影響を受けました。すなわちタールベルクなくしてリストはなく、彼が19世紀以降のピアニズムの歴史に与えたインパクトは絶大といえましょう。彼の名は、特に華麗なアルペジオ奏法とともに語られることが多いのですが、実はそれは彼の持つ豊かで至難なピアニズムのほんの一例に過ぎないということは、残念ながらあまり知られていません。ベルリーニの美しい旋律の数々を、タールベルクがいかにして豪華絢爛たる超絶技巧の絵巻物に仕立て上げたか、是非とも実際の音でお確かめ下さい。いやはやとんでもない難曲達です・・・*8.223355の再発売品(2001/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555498 |
スイス出身のピアニスト・作曲家、ジギスムント・タールベルク。14歳の時にロンドンでモシェレスにピアノを学び、同年5月に最初の公開演奏会を開催。以降、フンメルやツェルニーに指導を受け、1835年にパリへ赴きピアニストとして喝采を浴びます。作曲家としてはフランツ・リストを凌駕するほどの華麗なピアニズムが味わえるオペラのトランスクリプションやピアノ協奏曲を残しました。この『ポジリッポの夜会』は2021年5月に発売された6枚組BOXからの分売で(原盤はMARCO POLO)、タールベルクが晩年を過ごしたポジリッポ(ポジリポ)の生活から生まれた小品と、タイトルが示すようにロッシーニのアリアを素材とする曲が混在する全24曲で構成された曲集。彼の出版社は各々の曲にメンデルスゾーンの『無言歌』のようなタイトルを付けることを提案しましたが、彼はそれを拒否。基本的に速度記号のみが記されています。どの曲も若い頃のタールベルク作品のような派手な技巧を誇示することはありませんが、甘く美しい旋律に溢れ、簡素でありながら上品な味わいを持っています。演奏は1954年イタリア生まれのフランチェスコ・ニコロージ。超絶技巧の持ち主で、タールベルク国際研究センターの会長として作品の研究、普及に努めています。(2022/07/08 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555668 |
必殺技を繰り出してピアノ勝負! などというと何かマンガの設定のようですが、19世紀にはそんなことも史実としてありました。当時ヨーロッパを席巻した二大ヴィルトゥオーゾ、かのフランツ・リストとタールベルクによる大一番が、実際に行われたのです。その際にタールベルクが演奏したのが、当盤収録の「モーゼ」幻想曲で、この曲のクライマックスでは、彼の必殺技であった「三本の腕」の技法が大々的に展開されています。中声部に置いたメロディーの上下をアルペジオの奔流で囲い、超絶的な演奏効果を得るこの技法は、後世のピアニズムに絶大な影響を与えた、エポックメイキングなものといえましょう。*8.223366の再発売品(2002/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555501 |