スイス・イタリア語放送管弦楽団
Search results:14 件 見つかりました。
(2019/01/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :2.110612 |
19世紀後半のトリノでは、イタリア全土の交響楽団に先駆けて「Concerti popolari(ポピュラー・コンサート)」が開催されるなど、当時全盛だった歌劇の人気に隠れてしまった“器楽曲の人気”を取り戻すための活動が行われていました。その流れに乗ったカゼッラ、マリピエロら何人かの作曲家たちによって1923年に「イタリア新音楽協会」が設立され、次々と新しい器楽曲が生まれることとなります。このアルバムには、色彩豊かで対照的な性格を持つ小規模な作品を4曲収録。カゼッラの「ディヴェルティメント」は彼の幼い娘フルヴィアのために書かれた曲で、古典的で親しみやすい曲想が溢れた楽しい作品です。カゼッラの友人、マリピエロの作品は、タイトルの通り、神秘的な雰囲気を持つ小品。ドナトーニの曲は、シェーンベルクを少し新古典派よりにしたような作風で、ちょっぴりユーモラスな面も持っています。ゲディーニの「合奏協奏曲」は完全にバッハ、ベートーヴェンへのオマージュであり、古典的な作風に重厚な響きを付け加えた興味深い作品です。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573748 |
グノー(1818-1893)の作品で人気ランキングをつけるとしたら、1位はあのバッハの曲に基づいた「アヴェ・マリア」であり、その次には一連のオペラが来ることでしょう。そんなグノー、実は素晴らしい交響曲を書いているのですが、あまり聞かれることはありません。音楽辞典には「2曲の交響曲」のみが掲載されていますが、実はもう1曲あることを知っている人はどれほどいるのでしょうか?彼の交響曲は、どれもハイドンの影響が感じられる古典的なものであり、第3楽章にはスケルツォ(メヌエット)が置かれるなど、極めて整った形式を有しています。問題の第3番(世界初録音)は、この録音のために、グノーの関係者からスコアの使用許可を取ったという貴重なもの。ファン必聴の1枚と言えるでしょう。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777863-2 |
モラヴィア出身、ウィーンで活躍したフランツ・クロンマー(チェコ名フランティシェック・クラマーシュ)は、100曲以上の弦楽四重奏を含む300作以上の作品を遺しました。彼の作品の詳細な目録がチェコの音楽学者カレル・パドルタによって作成、発表されたのは1997年になってからでしたが、それ以前からクラリネットのための作品は多くの人々に愛されてきました。このアルバムに収録された「2つのクラリネットのための協奏曲」は1803年の作品で、行進曲風の第1楽章、メランコリックな第2楽章、ロンド形式の終楽章の3楽章で構成。全曲を通じてクラリネットの妙技が存分に発揮されており、とりわけ第3楽章の軽やかな旋律が魅力的。当時の批評家たちにも絶賛されました。またクロンマーは多くの管楽器のためのパルティータやセレナードを書いており、この「コンチェルティーノ」もその流れにあるもので、各奏者の名人芸を際立たせることよりも、調和のとれたアンサンブルを楽しむように書かれています。演奏は各々がソリストとして活躍する名手たち。(2023/05/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555597-2 |
ボヘミア出身、ウィーンで活躍した古典派の作曲家フランツ・クロンマー(チェコ名フランティシェク・ヴィンツェンツ・クラマーシュ)。300曲を超える作品を残しましたが、なかでも管楽器のための作品が良く知られています。cpoはクロンマーの交響曲全曲録音シリーズを2014年から開始、ハワード・グリフィスとスイス・イタリア語放送管弦楽団の演奏は、すっかり忘れられてしまったクロンマー作品を丁寧に演奏、現代によみがえらせています。第3集となるこのアルバムには端正な風情を持つ第6番、革新的なアイデアが随所に見られる最後の交響曲となった第9番の2曲が収録されています。失われてしまった第8番を除き、これで全曲録音が完成となります。(2020/03/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555337-2 |
1759年ボヘミアで生まれ、ハンガリーで活躍、一時はウィーンで宮廷に仕えるも、ハンガリーに戻り20年間ペーチ大聖堂の教会楽長に就任した作曲家フランティシェック・クラマーシュ。しかし晩年はウィーンの劇場の楽長を務め、1818年には皇室専属作曲家の称号を得るなど、すっかりウィーンの作曲家として定着。そんな名声を得ていたにもかかわらず、その作品はハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンの影に隠れてしまって存在自体すらも忘れられてしまいました。1997年になってようやくチェコの音楽学者カレル・パドルタによって彼の伝記と作品目録が編纂され、名前もドイツ読みのフランツ・クロンマーが定着。クラリネット協奏曲をはじめとした作品が少しずつ見直されてきています。この3曲の交響曲もハイドン風ではありますが、二長調とニ短調が入り混じる第2番の第1楽章など、ユニークな部分の多い魅力的な作品です。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555099-2 |
2つの世界大戦の狭間にローマで活躍した2人の作曲家の作品を収録したアルバム。イディッタ・サルヴィウッチ(旧姓パルパリオーロ)はサンタ・チェチーリア音楽院で、レスピーギの妻エルザ・オリヴィエーリ=サンジャコモに師事したこともあり、レスピーギに強い関心を抱いていました。1932年に出版された「3つの愛の歌」は東洋的な味わいを持つ洗練された作品。師に捧げられました。詩を書いた「フクコ」とはイタリアの詩人アッティリア・プリナ・ポッツィのペンネームで、日本語の詩を翻訳したものと言われています。その後、イディッタは1934年に当時人気急上昇中の作曲家ジョヴァンニ・サルヴィウッチと結婚し3人の子供をもうけましたが、1937年にジョヴァンニは30歳で早世してしまいます。このアルバムにはジョヴァンニの歌曲と、1933年作の「17楽器のための室内交響曲」も収録。こちらはカゼッラに師事し、当時ヨーロッパで流行していた新古典主義の様式を踏襲したジョヴァンニの高度な作曲技法が味わえる作品です。(2022/12/16 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
---|---|
カタログ番号 | :CDS7966 |
指揮者マルクス・ポシュナーは1971年ミュンヘン生まれ。コリン・デイヴィス、ロジャー・ノリントンなどの名指揮者のアシスタントを務めた後、インゴルシュタットの室内管弦楽団の首席指揮者に就任。2004年にはドイツ音楽協会、ドイツ・オーケストラ連盟から「ドイツ指揮者賞」を授与され、一躍脚光を浴びました。以降、着々とキャリアを重ね、2015/16シーズンより、スイス・イタリア語放送管弦楽団の首席指揮者に就任しました。彼はジャズ・ピアニストの顔も持ち、この分野でも創造性に満ちた演奏を繰り広げ、ジャンルを超えたファンを獲得していることでも知られる才人です。この演奏は、スイス・イタリア語放送管弦楽団への就任記念ですが、リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)作品の中でも比較的地味な曲を選択したところが、いかにも彼らしいと言えるのではないでしょうか。伸びやかに歌う独奏楽器を自由に操る彼の手腕にご注目ください。余白に収録されているのは、晩年のシュトラウス自身の指揮による4曲の管弦楽伴奏つきの歌曲です。まるで目の前にシュトラウスがいるかのようなリアルな録音をお楽しみください。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777990-2 |