ツェドニク, ハインツ(1940-)
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毎年7月中旬から8月下旬まで、オーストリアの世界遺産に登録されているメルビッシュのノイジードラー湖上で行われる音楽フェスティヴァルが、このメルビッシュ湖上音楽祭です。1955年に始まったこの音楽祭の目的は「オペレッタの伝統」を守ることであり、毎年、小粋なオペレッタが上演されることで知られています。このJ・シュトラウス(1825-1899)の「ヴェネツィアの一夜」も何度も取り上げられている演目で、頽廃したウィーン世紀末におけるドタバタの恋愛模様が描かれています。物語の鍵を握るデラックアを演じているのが、名手ハインツ・ツェドニク。彼の歌が聴けるとはなんとも嬉しい1枚です。これは音楽祭の直前に録音され、お土産用として当日会場で販売されるCDです。(2015/09/23 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC450 |
1975年から1982年までウィーン放送交響楽団の首席指揮者を務めたレイフ・セーゲルスタム。自身も作曲家であり、幅広いレパートリーを持つ彼は、演奏機会に恵まれない作品を好んでとりあげ、聴衆の意表をつきました。このアルバムに収録されている2作品はともにオーケストラのアーカイヴから発掘してリマスターを施したもの。どちらも聴き応えがあります。マルタンの死の直前である1971年から72年に作曲された「レクイエム」は、「死を受け入れ、和解するための明確な意思」を表現したという作品で、激しいDies iraeと美しいIn paradisumの対比が際立ち、バッハやシェーンベルク、バルトークの影響が仄かに見受けられる無調に近い音楽です。かたやヤナーチェクの「主の祈り」はポーランドの画家ユゼフ・クシェシュ=メンツィナの宗教画「山上の垂訓」に触発された15分程度の作品。ヤナーチェクはキリストではなく民衆を主人公にして作曲し、ピアノとハルモニウム(オルガン)の伴奏による小規模なカンタータとして仕上げた作品を、1906年にハープとオルガン伴奏に改訂しました。ここで表情豊かなテノール独唱を聞かせるのは、ワーグナー作品などでおなじみのハインツ・ツェドニクです。(2022/03/04 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5454 |