ダヴィドヴィチ, ロバート
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ポーランドの3人の作曲家による3曲のヴァイオリン協奏曲集。パウル・クレツキはどちらかというと指揮者として知られ、マーラーとベートーヴェンの一連の録音で高い評価を得ています。そんなクレツキ、実は作曲家としても素晴らしい才能を持っていて、交響曲「イン・メモリアム」を始めとした聞き応えのある作品を書いていたのですが、戦時中に作曲を続ける意思を失い、それ以降は指揮者として活躍したのでした。このヴァイオリン協奏曲は、どことなくコルンゴルトを思わせる甘さを持った美しい作品です。シマノフスキのヴァイオリン協奏曲は、作曲年代はクレツキのものよりも少しだけ後ですが、曲想はもっと神秘的であり、いかにもシマノフスキらしい幽玄な響きに満ちています。ルトスワフスキの作品は色彩的で流動的。とはいえ血も涙もない現代作品とは違った、なんともいえない面白さに溢れた曲です。ここでヴァイオリンを演奏しているロバート・ダヴィドヴィチ。彼は2004年から2006年までの2年間、大阪フィルのコンサートマスターを務めたことでも知られる人。卓越した技巧と幅広いレパートリーを持ち、どんな曲でも容易く演奏してしまいます。(2014/08/27 発売)
レーベル名 | :Royal Philharmonic Orchestra |
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カタログ番号 | :RPOSP045 |
ルーマニア系アメリカ人ヴァイオリニスト、ロバート・ダヴィドヴィチによるヴァイオリン協奏曲集です。彼はオイストラフに学んだ後、ニューヨークのジュリアード音楽院に入学。1972年にヘッセンで開催されたナウムブルク国際コンクールで1位を獲得し、1983年にはアメリカ音楽国際コンクールでも最優秀賞を獲得しています。これまで国内でも、ヴァイオリン編曲による「ショパンの夜想曲」や小品集などがリリースされており、その卓越した音楽性と美しい音色で多くのファンを獲得しているダヴィドヴィチですが、ロイヤル・フィルとの録音は、グレツキ、シマノフスキ、ルトワフスキの協奏曲集(RPOSP045)に続く2枚目となります。抒情的なメンデルスゾーン、快活なベートーヴェン、それぞれの作品にふさわしい演奏です。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :Royal Philharmonic Orchestra |
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カタログ番号 | :RPOSP049 |