グランテ, カルロ
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ブルース・アドルフ(1955-)は現代アメリカの作曲家の中でも、とりわけピアノ音楽を愛する人。このアルバムには"ピアノの詩人"ショパンがもし現代に生きていたら…という想像を巡らせて彼が作曲した一連の作品が収録されています。「ショパンの夢」では、ジャズ・ピアニストとしてブルーノートを演奏するショパン、ウェールズの民謡と融合したショパン、ニューヨークの夜景にうっとりするショパン、そのほか、たくさんの「今世紀のショパン」の姿を見ることができます。グランテに献呈された「7つの思考」は深遠な哲学的思考と音楽とを融合させた興味深い作品集。刺激的なフレーズが知的探究心に強く訴えかけてきます。やはりショパンの前奏曲を中心にパラフレーズを施した「ピアノ・パズラーズ」は、聴いたことのあるメロディがショパンのメロディと絡み合い、不思議な世界を紡ぎだしています。前奏曲第13番が2回出現しますが、その扱いの違いも聴き所です。演奏しているカルロ・グランテは、以前ゴドフスキー作曲の「ショパンの練習曲によるエチュード」全曲録音で大注目を浴びた名手。ここでもショパンに由来する数々の曲を軽妙、かつ楽しげに演奏しています。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559805 |
リストの代表作の一つ「ハンガリー狂詩曲」。全部で19曲あるとされ、その中の何曲かは管弦楽版にも編曲、こちらも高い人気を誇っています。しかし自作を何度も改編、改作するのが常だったリスト、この「ハンガリー狂詩曲」にも更なるオリジナル・ピアノ版が存在していることはあまり知られていません。このアルバムに収録されている「Magyar Rapszodiak-マジャール狂詩曲」がそのオリジナル版で、1846年から1847年に、リストがハンガリーで耳にした様々なメロディーを組み合わせて作った曲集です(12番から始まっているのは、11曲ある「ハンガリーの民族旋律」のあとに附番されているため)。この中のいくつかの作品が後に現在耳にする「ハンガリー狂詩曲」へと生まれ変わりましたが、オリジナル版もリストらしい華やかな技巧が凝らされており、聴きごたえもたっぷりです。名手カルロ・グランテの演奏です。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573784 |