ハイドリッヒ, クレメンス
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昨年、マグデブルクで行われた「テレマン音楽祭」において最も注目された公演の一つが、この「ルカ受難曲」でした。テレマン(1681-1767)は生涯に46曲程度の「受難曲」を書き、そのうちルカ伝を使用したものは11曲あります。晩年の曲は初期の作品の転用も多く、内容的にも若干不満が残るものもあるのですが、この1748年版は、7番目に書かれたもので、バロックから初期の古典派へと移り変わる音楽手法と、壮大で劇的な内容を持つ偉大なる作品です。ヘルマン・マックスとおなじみの独唱者たちによるテレマン・ファン必涎のアルバムです。(2011/05/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777601-2 |
タンゴといえば、バンドネオン。このパルメリの「ミサ・タンゴ」はバンドネオンとピアノ、弦楽オーケストラと四部合唱、独唱者のために書かれた、まさにタンゴそのものの曲調を持ったミサ曲です。もちろん歌詞は全てラテン語が用いられています。アルゼンチン生まれのパルメリは、ピアソラの影響を強く受けており、出生地の伝統音楽であるタンゴと、いわゆる「芸術音楽」との融合によって、新たなジャンルを開発したのです。1996年に初演された直後から人気を獲得し、作曲家自身による指揮での演奏も何回も行われていますが、今回はバンドネオン誕生の地であるドイツで演奏されたことでも注目が集まったコンサートのライヴ録音です。刺激的なリズム、サンクトゥスでの妖艶なピアノソロなど、聴き所たっぷりの「現代のミサ曲」となっています。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555092-2 |
マイナルドゥス(1827-1896)はフランツ・リストに師事したドイツの作曲家、指揮者、オルガニスト、作家です。彼はイェファーで生まれ、当時新しく設立されたライプツィヒ音楽院に入学するようにシューマンに勧められますが、結局学生生活は長続きせず、何人かの教師に個人的に指導を受け、音楽を習得します。彼の作品中で最も成功した作品がこの、ヴォルムス帝国議会(1521)に召喚されたマルティン・ルターを描いた「ヴォルムスのルター」です。7人の独唱者と合唱、管弦楽で奏される劇的で演奏効果の高いこの作品は、1874年、ヴァイマルでリストの指揮によって初演されましたが、その後はあまり演奏されることもなく、今回のヘルマン・マックスの録音は広く歓迎されるものとなるでしょう。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777540-2 |