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コヴァチッチ, エルンスト(1943-)

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    クシェネク:7つのやさしい小品/5つの短い小品/交響的悲歌/アダージョとフーガ/ブラジリアン・シンフォニエッタ(レオポルトディヌム管/コヴァチッチ)

    チェコ系の家系、ウィーン生まれ、活躍はドイツからアメリカ。作風はロマン派から新古典派、無調、多調、そしてジャズまで。あらゆる分野に200曲以上の作品を残し、マーラーの第10番の補筆を行い、娘アンナと一時期婚姻関係にもあった・・・そんな多彩過ぎる生涯を送ったクジェネクの作品集です。タイトルの「交響的悲歌」は1945年に亡くなったウェーベルンを悼んで作曲されたもの。悲歌と言っても、曲自体はかなり動きが多く、低音部に現れる執拗なピチカートは葬送のリズムを象徴しているかのようです。短くとも印象的な7つの小品、どこがブラジル?と悩んでしまいそうなシンフォニエッタなど個性的な作品が並びます。(2010/03/17 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5033

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    クシェネク:室内管弦楽作品集(レオポルトディヌム管/コヴァチッチ)

    あの橋本國彦も師事していた作曲家クシェネク(1900-1991)ですが、まだまだ全容が知られているとは言えません。このアルバムにはクシェネクが1931年から1979年の間に書いた室内オーケストラのための5つの作品が収録されています。チェコ系の家庭に生まれたクシェネクは、ナチスの弾圧から逃れることができず、1938年にアメリカへ亡命。ニューヨーク、ミネソタ、カリフォルニアへと移住し、この地の風味を取り入れた音楽を数多く書きました。彼の音楽はシニカルで、不安定なユーモアを含みながらも、総じて劇的なもの。どれも面白いのですが、1931年の「ナイチンゲール」は、初期の作品だけあってまだまだ後期ロマン派の影を引きずっているのが興味深いところ。その後の彼の変遷を辿るのはまことに興味深いものです。(2012/08/15 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0125

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    チェルハ:ヴァイオリン作品集(コヴァチッチ)

    現在フリードリヒ・チェルハ(1926-)の名前は、ベルクの未完のオペラ「ルル」の補筆者として知られています。チェルハ自身はウィーン音楽院でヴァイオリニストとして訓練を受け、1958年にはオーストリアの現代音楽発展のためにアンサンブル・ディ・ライエを結成、同時代の作曲家たちの作品を愛し、それらの解釈にも尽力しました。これらの作品のほとんどは1940年代から50年代の彼が自身で演奏するために書かれたもので、1947年のヴァイオリン・ソナタ第1番はヒンデミットやストラヴィンスキーらの影響「新古典主義」の影響を受けています。1997年に書かれた「6つの作品」はここでヴァイオリンを演奏しているコヴァチク(チェルハの友人)のために書かれたもので、この曲と「ラプソディ」にはチェルハが追求した音楽の理想の形が現れています。(2013/10/23 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0199

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    バルトーク:バレエ音楽「中国の不思議な役人」/ヴァイオリン協奏曲第2番(コヴァチッチ/ウィーン放送合唱団&交響楽団/ギーレン)

    バルトークのパントマイム「中国の不思議な役人」は、売春や殺人、愛の死を扱ったあまりにも生々しい台本を持つ舞台作品。初演時は不協和音に満ちた音楽も相俟って、スキャンダルを巻き起こし公演が中止されたほどでした。「ヴァイオリン協奏曲第2番は、バルトークがアメリカ移住前に作曲し、1939年の初演後すぐに20世紀の重要な協奏曲の一つとして高く評価された名作。この2作を、現代音楽への深い関心を持つミヒャエル・ギーレンが、過度な感情移入を行うことなく精巧に演奏。「中国の不思議な役人」は2007年のバーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団との演奏が知られていますが、こちらは幾分テンポが速めの引き締まった印象です。ヴァイオリン協奏曲第2番にもクリスティアン・テツラフとロンドン・フィルとの1990年の名演がありますが、こちらも安定感のある見事な演奏です。ここでソロを務めるコヴァチッチは1943年オーストリア生まれ。若い頃から現代音楽の弾き手として活躍、1996年から1998年まで、ウィーン室内管弦楽団の首席指揮者および芸術監督を務めた後、2007年1月から2014年6月まで、ポーランドのヴロツワフにあるレオポルディヌム室内管弦楽団の芸術監督を務めた名手です。(2025/02/07 発売)

    レーベル名:Orfeo
    カタログ番号:C230141

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    ベルク:弦楽のための編曲集(レオポルディヌム・ヴロツワフ室内管/コヴァチッチ)

    ベルク自身の3つの編曲を含む、様々な作品の弦楽のための編曲集。クラヴェランによるピアノ・ソナタの編曲はこのアルバムのために用意されたものです。指揮者コヴァチクの編曲による初期の作品集は、シェーンベルクに師事していた時代に書かれたものですが、少しだけロマン派に回帰したマーラーにも通じる美しさを持つもので、この編曲は作品の持ち味を存分に生かした素晴らしいものです。ベルク作品の持つ不思議な魅力をダイレクトに味わうことができる興味深いアルバムです。(2014/10/22 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0247