ショルンスハイム, クリスティーネ(1959-)
Search results:27 件 見つかりました。
優れた奏者として、また楽器の研究家としても名高いクリスティーネ・ショルンスハイム。今回は2014年に生誕300年を迎えるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの作品集です。C.P.E.バッハ(1714-1788)は、父よりもテレマンの様式を受け継いだ作曲家として知られ、古典派音楽の基礎を築いたとされるなど、その演奏様式についても慎重な研究を重ねる必要があると彼女は言います。チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノなど楽器についても選択の余地がありますが、彼女が選んだのは、ピアノの初期の形である「タンジェントピアノ(木片で弦を突き上げて音を出すタイプ)」でした。彼女は楽器だけでなく、演奏する曲も丁寧に選び抜いて、この楽器にふさわしい作品だけを丁寧に引いています。冒頭の「幻想曲」での自由なパッセージの飛翔こそ、ショルンスハイムの理念を表出しているものだといえるでしょう。(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
---|---|
カタログ番号 | :C5201 |
グスタフ・レオンハルト、トン・コープマン、アンドレアス・シュタイアー等、古楽界における名手たちの薫陶を受けたクリスティーネ・ショルンスハイムによる「ゴルトベルク変奏曲」の新録音が登場。研究者としても名高い彼女は、作品に関して深い洞察を持ち、演奏の際は、楽器選定に至るまで全てに強い拘りを持っていることで知られています。彼女は「ゴルトベルク変奏曲」を1994年にも録音していますが、今回の2016年の録音は、全体的に旧録音よりもゆったりとしたテンポ設定がなされており、冒頭のアリアを聴き比べてみても、その表現の違いに驚くはずです。同時収録のブクステフーデは、当時流行していたメロディに変幻自在な変奏が施された長大な曲。ショルンスハイムの卓越した技術を存分に味わえます。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
---|---|
カタログ番号 | :C5286 |
J.S.バッハがその生涯に何曲の「独奏楽器のため協奏曲」を書いたのかを特定するのはとても難しいことです。彼のバイオグラフィやスケッチを調べても、確たる証拠はあがってきません。ただ、多くの習作やスコアの写しは1713年から1714年の間に作られているようで、この当時のバッハの勤勉さを証明する作品群と言えるでしょう。このCDに収録された曲の多くは失われたヴァージョンを再建する試みによるもので、よく知るメロディが変貌する様を楽しむのも良いかもしれません。1985年の録音当時はこのような試みは革新的でした。この盤以降、オリジナル楽器による演奏も数々出てきましたが、やはりこの先駆的演奏には価値があるというものです。ズスケの演奏も涙ものです。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
---|---|
カタログ番号 | :Phoenix400 |