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フリーント, ヤン・ヴィレム・デ(1963-)

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    天国と地獄の間で~ブノワ:オラトリオと管弦楽付き合唱曲集(オランダ放送大合唱団/ラウレンス・コレギウム/ナミュール室内合唱団/アントワープ響)

    【ベルギー19世紀を代表する巨匠の大作群を充実の演奏陣で!】後にフランスに帰化したフランクと並び、19世紀ベルギーを代表する作曲家の一人ペーテル・ブノワの大作合唱曲を、同国放送局の企画で実現した充実演奏陣によるライヴ音源で体系的に聴ける5枚組。フランス語話者とオランダ語話者が拮抗するベルギーは、1830年に独立国家となる直前までオランダ領だった反動もあり、第二次大戦頃まで知識人社会ではフランス語が中心でしたが、国土の北半分を占めるフランダース圏では大半の住民の母語がオランダ語(現地呼称に寄せて「フラマン語」とも呼ばれますがオランダとの言語差は英米の英語程度)で、フランス語中心の文化への反発と母語文化運動が活発でした。ブラームスやサン=サーンスと同世代のブノワはその時代の寵児で、ブリュッセル音楽院でフランス語話者の大家フェティスに師事したのち諸外国で研鑽を重ね、帰国後『荘厳ミサ曲』の成功により注目を集めます。その後、市民オーケストラや市民合唱が盛んだった世情のなか、オランダ語による大作合唱曲やオラトリオを続々発表してフランダースの人々の絶大な支持を集め、20世紀以降もベルギー国民音楽の旗手として敬愛され続けてきました。オランダで学んだ川口成彦も昨今は歴史的楽器でそのピアノ曲を積極的に紹介していますが、このアルバムにはブラビンズ、デ・ワールト、デ・フリーントら新旧世代の錚々たる指揮者たちのタクトのもと、多くが初録音となる重要作群を収録しています。アントワープ交響楽団(旧称ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団)やオランダ放送合唱団、ナミュール室内合唱団など頼もしい演奏団体が素晴らしい演奏で深い解釈を聴かせ、ブノワの大作の真価を強くアピール。聴くべきロマン派時代の作曲家であることを実感させてくれます。(2024/03/08 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG825

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    マイヤー:交響曲第4番、第6番(北ドイツ放送フィル/フリーント)

    30歳で作曲家の道を選んだエミーリエ・マイヤー。この決断は当時の女性としては異例でしたが、シュテッティンでカール・レーヴェ、ベルリンでアドルフ・ベルンハルト・マルクスに師事。ウィーン楽派の影響を受けながら、数多くの作品を残しています。アルバムに収録された交響曲第6番は1853年の作品。第1楽章は抒情的な弦楽器の響きが美しく、続く第2楽章は断片的な葬送行進曲として、瞑想的な雰囲気を漂わせます。第3楽章は陽気で遊び心のあるスケルツォで、終楽章は各楽器の響きが精巧に絡み合い、力強い結末を迎えます。1851年の交響曲第4番はオリジナルのオーケストラスコアが現存しておらず、アンドレアス・N・タルクマンが残された4手ピアノ版をマイヤーのオーケストレーションの特徴を考慮して管弦楽版に編曲しました。彼の編曲は19世紀当時の自然倍音を重視した金管楽器の使用が特徴であり、シューマンのオーケストレーションも参考にしつつ、マイヤーのソロ楽器を大切にするという作曲意図も反映されています。ロ短調という悲劇的な調性が用いられるも第1楽章の冒頭から堂々とした表現が生かされており、ニ長調に転ずる第2主題は「まるで賛美歌のように独創的である」とタルクマンが高く評価しています。第2楽章はホ長調で書かれ、ヴァイオリンが主導するメロディーが管楽器の音色と溶け合い、美しい情景を描きます。第3楽章は、急降下するヴァイオリンの旋律で始まり、管楽器が加わって対位法を駆使した展開となります。第4楽章では、ロ短調の主題が再登場し、活発で爽快な終結を迎えます。(2025/05/16 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555615-2