プレストン, マリー
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好評のデュプレ・オルガン作品集、宗教色の強い音楽をメインとした今回は(いくつかの曲を除いては)技巧的に複雑な場合でも、華やかさよりも厳粛さを感じさせる楽曲が多く含まれています。特に作曲者が母親を偲んで作曲した「詩篇第18番」(交響的詩曲)、同じく父親を偲んだ「喚起」の2曲(双方ともにかなりの大曲)ではその傾向が顕著で、デュプレお得意の激しく和音が交錯する名人芸的トッカータ音型の連続も、ここでは襟を正して聴かなければならないような切実さを感じさせてくれます。またその他「エレヴァツィオ」の静謐な美しさなども深い感動に満ちています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554211 |
これほどまでに痛々しいまでの哀感と強烈な苦渋さに満ち満ちた音楽があるとは! イエス・キリストが磔刑の宣告を受けてから、磔刑に処せられ、死の床に横たわるまでの過程を鮮明に描き出した音画ともいうべき「十字架への道」は、オルガン書法、作曲技巧、そして宗教的感動が三位一体となって織りなされた大作です。まさにイエス・キリストの苦悶が聴こえてくるかのような凄まじい音楽、とにかく是非とも耳にしていただきたい大傑作です。キリスト教、教会、宗教音楽と切っても切り離せない縁のある楽器であるオルガンですが、この楽器が背負っている宿命を全うしたかのよう感じられます。(2000/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554379 |