プルニ, イロナ
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初期の甘くロマンティックな作風から、後期の独特の官能的音響と神秘主義に彩られた作風へのユニークな変遷ゆえに、カルト的な人気も高いスクリャービンの優れた業績の一つに、5曲の交響曲をあげることができます。その中から後期の作風が顔を顔をののぞかせながらも、ワーグナー風の誇大妄想的壮大さが印象的な第3番「神聖な詩」、そしてその艶かしいタイトルの示すとおり、イッてしまった内容をもつ第4番「法悦の詩」を、弟子のコニュスによる素晴らしい2台ピアノ編曲でお楽しみください。トリルやトレモロによって音の渦を作り出すことを好んだ、スクリャービンのピアニズムに通ずるところがあるのは興味深い点といえましょう。(2001/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555327 |
19世紀ロシアの作曲家チャイコフスキーの音楽は、何故か日本人と相性ぴったり。ならば難しい理屈抜きで、何はともあれナクソスで沢山聴きましょう。ご存じ「白鳥の湖」のテーマ、大砲や鐘を音楽に持ち込んじゃった「1812年」、演歌好きの日本人だからますます泣ける「交響曲第5番」第2楽章やピアノのための「舟歌」、弦楽器ソロがむせび泣く「夜想曲」や「ヴァイオリン協奏曲」第2楽章、他の作曲家には真似できない高貴で華麗なお得意のワルツ、強烈なリズムがはじける「トレパーク」や交響曲「悲愴」のスケルツォに「ピアノ協奏曲第1番」第3楽章まで、満足満腹の一枚。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556652 |
リストもその作品の創意を絶賛したという、19世紀スウェーデンの生んだ名匠・ベルワルドの音楽は、その言葉の最もよい意味で中庸であり温和なものということができるでしょう。よりメジャーな作曲家ではメンデルスゾーンあたりが近いイメージといってもよいかもしれません。常に美しく流麗に流れるメロディー、ときに見せる悲壮感や情熱などがすべて、絶妙のバランスでブレンドされた嗜好品といった感があります。確かにより大きな感情の振幅や陶酔感などを求めたくなる向きもあるかもしれませんが、それはむしろベルワルドの守備範囲外というべきもの、これはこれとして爽やかな聴後感保証付きの3曲をお楽しみください。*8.223170の再発売品(2000/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555001 |
凍てつくような寒さの中、濃い霧がたちこめる荒れ果てた湖面を、静かに泳ぐ一羽の白鳥・・・。弦楽器のくすんだ音色に包まれて、切々と歌われるイングリッシュ・ホルンが印象的なシベリウスの「トゥオネラ(黄泉の国の意)の白鳥」は、下敷きとなったフィンランド神話そのままの視覚的イメージが、眼前に現れるかのようでありながら、単なる描写音楽に堕すどころか、聴くものの心にどこまでも深く染み入るかのような名作です。対照的にドビュッシーのカプレ編の「月の光」は、イメージそのままのセミ・クラシック風なアレンジかもしれませんが、これはこれで安心して楽しめるものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556609 |