Green, Stuart
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牧歌的作曲家というイメージのあるヴォーン・ウィリアムズですが、大戦の不安が曲想に反映されているといわれる交響曲第4番は、激しい曲想が全体を支配しており、むしろ息もつかせぬ迫力が一大特徴です。特に半音階的な進行を含むフガートを巧みに利用した、終楽章の演奏効果など絶大といえましょう。また「野の花」は、この曲をもって、この作曲家の最高傑作という意見もある秘曲です。ヴィオラ独奏と歌詞のない合唱を加えるという編成の特異さは、この曲においては全くの必然として機能し、神秘的にして幽玄、しかも壮大、それでいて親しみやすさは全く損なわれないという奇跡を演じています。とにかく一度は耳にしていただきたい大傑作です!(2005/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557276 |
残念ながらあまり知られた存在ではありませんが、鍛冶屋の息子として生まれながらも、王立音楽院の院長になり、サーの称号まで授けられたダイソンの音楽は、もっと親しまれてもよさそうなものです。交響曲や「陣羽織亭にて」では、朗々とオーケストラが鳴り渡り、映画音楽にもそのまま使えそうなロマンティックな響きを存分に楽しむことができます。そして、さらに個性的な響きを聴かせてくれるのが、教会協奏曲です。賛美歌を題材に、ソロの弦楽四重奏とバックの弦楽合奏が、絶妙に絡み合いながら、分厚くしなやかに歌うといった趣向で、弦楽合奏王国・イギリスらしい傑作と申せましょう。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557720 |