ローランド, ギルバート
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ローランドの秀演のおかげで、聴くとすぐに心を奪われる音楽が繰り広げられるソレルのハープシコード・ソナタ全集。膨大な数のソナタの中で、どこから聴き始めればいいか迷うなら、この第9集はいかがでしょう。スペインの名ピアニスト、ラローチャもレパートリーに入れた、スカルラッティばりの跳躍や反復音を駆使し、ソレル作品では最も有名な第84番が聴けるからです。珍しくサブタイトルが付き、楽想も親しみやすい第12番。明るく元気なだけがソレルじゃないとばかり、演奏時間が長く全編を抒情が貫く第132番。4楽章制をとり、いつものように本格的な力作になった第99番などもお薦めです。(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555032 |
ようやく真価が認められつつあるソレルの鍵盤楽器のためのソナタ第11集。当盤のハイライトは冒頭に来ます。ルビオ番号が無い「ハ長調」がそれで、短いながら、ノリのよいリズムで楽しげに跳躍するヴィルトゥオーゾ・タイプの音楽は、アピール効果十分で、ソレルの最良のページの一つと言えるでしょう。2つの規模が大きいソナタも注目されます。まず「第65番」は、対位法の確かな技術で聴かせます。「第62番」は冒頭にロンドが来るあたりが変わっていますが、音楽の流れはモーツァルト的な優美さ、滑らかさを備えています。(2006/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557640 |
スペインで修道士として人生を送り、教会音楽の演奏に時間を費やしたソレルが、生活の合間に書き溜めた百五十曲以上の鍵盤音楽のためのソナタ集、その第12集です。「第63番」は6曲の3楽章形式のソナタの第1曲、「第67番」は同じく第5曲にあたり、いずれも意欲作。「第63番」の攻撃的とも言えるアレグロ、「Intento」の転調の激しい4声のフーガが印象に残ります。2楽章形式の「第79番」は嬰ヘ長調という当時としては大胆な調性選択が特徴です。スカルラッティ風の単一楽章のソナタでは、スペイン風味が濃く、終止の和音連打が印象的な「第125番」あたりがお薦め。ローランドの演奏はいつもながら見事で、この全集の価値を高めています。(2007/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557937 |
ソレルはD.スカルラッティの弟子のスペイン人で、師と同じく大量の鍵盤ソナタを遺していますが、そんなこともあってか、辺境の亜流作家程度としてしか認識されていないこともあるのは、大変に残念なことです。活躍した時代としては、ハイドンとほぼ同時期となる彼の作品は、師とは異なった個性と、時代相応の語法がたっぷり盛り込まれた、全く独自の輝きを持っています。師の面影を思わせる軽やかな名人芸もありますが、よりシンフォニックで肉厚な響きが特徴的と申せましょう。第64番終楽章での4声の二重フーガや、第126番に聴く半音階的な動きの巧みな生かし方など、聴き所は随所にたっぷりあります。(2004/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557137 |
18世紀後半までの鍵盤楽器作品と言えば、ほとんどがチェンバロのために書かれています。姿はピアノとよく似ていますが、音を出す仕組みが異なっており(ピアノのように弦を叩くのではなく、弦をはじいて音を出す)、フレージングの微妙なニュアンスは演奏者のタッチによって左右される繊細な楽器です。ピアノの普及に伴い一度は廃れてしまいましたが、20世紀になって、古楽演奏自体に注目が集まったことや、コンサートホールでも音が響くように楽器が改良され、プーランクら何人かの作曲家が作品を書いたこともあり、現在では楽器の魅力が幅広く定着しています。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578184 |