ルビンスキー, ソニア
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ブラジル音楽界のドン、ヴィラ=ロボスはありとあらゆる楽器に通暁し、ピアノのためにも優れた作品を多数残しました。代表作の一つである「赤ちゃんの一族」第1組曲は、語法の上でも彼の敬愛したドビュッシーの影響が強くうかがわれるもので、ヴィラ=ロボス流「子供の領分」といった趣があり、親しみやすい子供向き作品の体裁を持ちながらも、実は高度な大人向きの内容が盛り込まれている点でも共通しています。また「シランダス」はより豊かな民族色に彩られると同時に、機知に富んだピアノ書法にも恵まれ、全16曲ともが各様の面白さを持っています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554489 |
あらゆるジャンルに膨大な作品を残したブラジル最大の巨匠・ヴィラ=ロボス、ブラジルの民族音楽的要素とフランス風の洗練が渾然一体をなすそのピアノ曲の数々も、優れた作品が目白押しです。「赤ちゃんの一族」第2組曲は、第1組曲(8.554489収録)に比べてより新鮮で過激なピアノ技巧の追求が顕著に見られ(それゆえの極度な演奏の難しさが、第1組曲に比べて演奏機会に恵まれない一因!)、特にピアノ好きにはたまらない逸品です。逆に明らかに初級者による演奏も意識した「シランディーニャ」では簡素な書法が目立ちますが、音楽的密度は低くなるどころかセンスの冴えが光り、単なる教育目的の作品とは明らかに一線を画しています。(2002/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554827 |
ヴィラ=ロボスは、決してヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして活躍したわけではありませんが、ピアノという楽器のピアノらしさを発揮する作品を書くということにかけては、天下一品の腕前を持っていました。特に「ブラジルの詩」4曲のピアニズムの素晴らしさは光っています。例えば「カボークロの苗植え」、左手の歌とバスラインと、それに対置する右手の美しい装飾音型のバランスの見事さはどうでしょう!恐らく教育的視点も盛り込まれている「輪になって遊ぼう」においても、簡素な技巧のみしか用いられていないにもかかわらず、演奏会のステージに耐えうるような豊かな内容を持っています。(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555286 |
20世紀ブラジル最大の巨匠ヴィラ=ロボスは、必ずしもピアノ演奏を得手としていなかったと伝えられていますが、そのピアノ曲に見られる素晴らしいピアニズムは、ピアノ音楽に関心のある全ての人を惹きつけて止みません。例えば「単純な詩」は、スローなワルツによって、劇的なエピソードと奇想的なエピソードを挟みこんだ作品ですが、ピアノ書法に関しては、そのタイトルではない大変な凝り方で、極めて見事な作品です。また、「ブラジル風バッハ」の堂々たる風格や、「ロマンティックなワルツ」のサロン風でセンチメンタルな味わいも、この作曲家の最高の部分を示したものといえましょう。(2004/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555717 |
「実用の手引き」は、採集されたブラジルの民謡を元に、ヴィラ=ロボスが教育的な見地を含めて編んだピアノ曲集です。コンパクトな演奏時間、分かりやすさといった点において、いかにも教育用ですが、高い演奏効果を持つ、中、上級向けともいえる作品の割合が大きくなっています。それにしても恐るべきは、ヴィラ=ロボスの尽きぬインスピレーションの豊かさです。膨大な数のそれぞれが個性に満ちていて、次にはどんな曲がくるのだろうと楽しみにしているうちに、あっという間に時間が過ぎていきます。古今のあらゆるピアノ曲集の中でも、最も多彩な面白さに満ちたものの一つといっても過言ではないでしょう。(2006/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570008 |
ヴィラ=ロボスのピアノ作品全集もいよいよ大詰め。あと2巻を残すのみとなりました。中心となる収録曲は「実用の手引き」です。すでに第5集(8.570008)でその一部が紹介され大好評を得た、彼のいわば「心の故郷」の曲集とでも言いましょうか。子どもたちが歌うような単純な楽想の中に計り知れないほどの深さを秘めた、独創性と愛に満ちた小品が「これでもか」とばかりに詰まっています。まさにヴィラ=ロボスの最高傑作です。(2009/02/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570504 |
「MagnaSequentia=偉大なる継続」とでも言うのでしょうか。このアルバムはバッハの「組曲」から任意の舞曲を集めたもの。18世紀には、ソナタよりも組曲が一般的であり、バッハ以前の時代にもフローベルガーをはじめとした多くの作曲家がこの形式で曲を作っています。さまざまな舞曲によって構成されていますが、中核をなすのは、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲で、ここに任意の曲を追加することで曲が完成となります。フランスで生まれたこの「組曲」、演奏する際は曲を自由に選択、配置してもよいとされており、奏者たちは即興で曲を取捨択一することが求められていました。バッハは鍵盤曲として19の組曲を作曲しており、ルビンスキーはこの中から19曲を選び出し、モダン・ピアノで演奏。21世紀における「新たな組曲」を聴き手に提示します。(2019/06/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574026 |
ラテン語で"偉大なる継続"という意味を持つMagna Sequentia。第1集(8.574026)に続く、ソニア・ルビンスキーがJ.S.バッハの任意の組曲から、様々な曲を選び出し、新たな「組曲」に仕立て上げた興味深いアルバムです。今作においても、ルビンスキーは「フランス様式によるパルティータ」を中心に、フランス組曲、イギリス組曲、パルティータから選ばれた曲を用いて、新たな組曲を創り上げ聴き手に披露しています。全曲を通して、曲の緩急や雰囲気などが細かく設定されており、もともとバッハが一つの作品として構想していたといわれてもおかしくないほどの完成度の高いアルバムに仕上がっています。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574027 |