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リュプザム, ヴォルフガング(1946-)

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    ハンサム・ハープシコード - ベスト・ラヴド・クラシカル・ハープシコード・ミュージック

    18世紀後半までの鍵盤楽器作品と言えば、ほとんどがチェンバロのために書かれています。姿はピアノとよく似ていますが、音を出す仕組みが異なっており(ピアノのように弦を叩くのではなく、弦をはじいて音を出す)、フレージングの微妙なニュアンスは演奏者のタッチによって左右される繊細な楽器です。ピアノの普及に伴い一度は廃れてしまいましたが、20世紀になって、古楽演奏自体に注目が集まったことや、コンサートホールでも音が響くように楽器が改良され、プーランクら何人かの作曲家が作品を書いたこともあり、現在では楽器の魅力が幅広く定着しています。(2020/02/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.578184

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    ブクステフーデ:オルガン作品集 3 (リュプザム)

    大バッハを魅了して止まなかった、北ドイツが生んだオルガンの巨匠ブクステフーデ。その音楽の真髄は、例えば当盤の冒頭の「前奏曲嬰ヘ短調」で聴くことができます。対位法の職人芸の見事さは勿論のこと、斬新な転調と幻想的とも言える自由な楽想と、オルガン・サウンド最大の強みである豪快で荘厳な音響を生かした音楽は、オルガンを聴く醍醐味そのものです。変奏曲の一種である「シャコンヌ」も同様の力作。その他、有名なコラールの旋律をもとにした小品を中心に収録。ナクソスではお馴染みのリュプザムの演奏だから、質の高さは保証済みです。(2003/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555991

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    マイ・ファースト・ピアノ・アルバム

    星の数ほどあるピアノ曲。さてどこから聞いたものか・・・と悩んでしまうあなたにオススメのこの1枚。このアルバムの選曲をした人はどうもグリーグが「推しメン」のようですが、まずはどっぷりはまってみませんか?もちろん他の作曲家の曲もバランス良く収録されていて、一通りの有名曲はカバーしています(超有名曲は意図的に外している感もあり)。どちらかというと、アップテンポの曲が多くて、なんとなくいい気分になれるアルバムです。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.578207

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    夢と安らぎの名曲集 - インテルメッツォ

    ちょっとマイナーな曲ですが、何はともあれスークの弦楽セレナードをお試し下さい。何と素朴で雄大、そしてロマンティックな歌なのでしょうか。静かに始まり、次第に高まり熱く切なく歌われ、消えるように終わっていく・・・。あたかもボヘミアの風景が目の前に広がってくるかのようです。またブラームスの作品の中でも、とりわけ晦渋なイメージを持たれがちな最晩年のピアノ小品、インテルメッツォ(間奏曲)も、こうして他のジャンルの曲に混ぜて1曲だけ抜きだして聴いていみると、実は親しみやすい、しみじみとした心の歌なのだと感得させられます。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.556616

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    夢と安らぎの名曲集 - サラバンド

    メンデルスゾーンの協奏曲といえば、あのヴァイオリン協奏曲だけが突出して有名ですが、ピアノ協奏曲はそれに負けず劣らず作曲者の育ちの良さを感じさせる、爽やかで美しい音楽です。特に後半でピアノが高音域で煌めくようなパッセージを出すあたりは、ほとんど夢心地の美しさです。爽やか路線で行けばもう一つ、グリーグの「晩春」もまた絶美の名作です。弦楽器でちょっと長めの旋律を、趣きを変えて二回繰り返すだけの曲ですが、明と暗のバランスが絶妙で、この切なさは一度聴いたならば、いつまでも貴方の耳を離れないことでしょう。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.556613

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    ラインベルガー:オルガン作品集 1 (リュプザム)

    ドイツ・ロマン派の音楽をとことん極めたいという方に、是非ラインベルガーをお薦めします。幼児期に教会のオルガニストになった神童ぶりや、不世出の指揮者フルトヴェングラーの作曲の師という事実も興味を惹きますが、作品そのものも、これぞドイツの正統派と言える美と風格を備えています。合唱曲と並んで今日でも演奏されるのはオルガン作品。当盤では20曲あるオルガンソナタのうち最初の4曲をお届けします。いずれも大オルガンならではの魅力を生かし、特に終楽章のフーガの高まりには、思わずブラヴォーと叫びたくなるでしょう。(2000/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554212

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    ラインベルガー:オルガン作品集 2 (リュプザム)

    リヒテンシュタイン出身でフルトヴェングラーらを育てた作曲の教師としても有名なラインベルガーの音楽は、ひたぶるに美しいのです。当盤で聴けるオルガン曲は、この楽器の王様に相応しい分厚い響きが延々と続き、それだけでも聴き手を満足させてくれますが、刺激的な和音を使わないのも長所。メロディーもビューティフルで、2など、かの有名な聖歌「アメイジング・グレイス」に似ています!こういうのをぼーっと聴く時間こそ至福というもの。楽譜には強弱の指定が無く奏者に委ねられていますが、譜面を踏まえた再創造の名人リュプザムの演奏も注目です。(2000/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554213

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    ラインベルガー:オルガン作品集 3 (リュプザム)

    19世紀後半にあってはかなり保守的、しかし職人気質の優れた手練と調和の取れた美しさに秀でた作風を持つラインベルガーですが、彼が心血を注いだオルガン音楽という古式ゆかしい分野は、まさに彼の気質にピッタリだったのでしょう。巨作であるオルガン・ソナタの各楽章には「前奏曲とフーガ」や「パッサカリア」といった、偉大な先達である大バッハ等の作品でもお馴染みの形式が採用されていますが、そういったお約束の世界でラインベルガーは、実に闊達に生気のある音楽を紡ぎだしています。必殺武器である足鍵盤の重低音を豊かに駆使し、名人芸的な見せ場もたっぷりで、威厳と優しさに満ちた彼の音楽は、最良の意味で「模範的」といってよいでしょう。(2001/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554549

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    ラインベルガー:オルガン作品集 4 (リュプザム)

    こんなにシンフォニックでどうするの、とツッコミを入れたくなるほどに、大河の流れの如くオルガンのサウンドがたゆとう、ラインベルガーのオルガン・ソナタ。当盤の2曲も、それはもう見事なものです。殊にニ短調のソナタは、これは正に一大交響曲の趣き。10の美しい旋律も感動モノだし、11では変ニ長調からニ長調へ半音の転調を見せるあたり、作曲技術の見せ場。この力強い作品を生み出した頃の作曲者は、右腕の怪我で演奏活動を断念せざるを得ず、健康状態も悪化しつつあったのです。死の4年前に作曲された4~8は、ほっとさせられる親密な音楽になっています。(2002/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554809

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    ラインベルガー:オルガン作品集 5 (リュプザム)

    フルダ大聖堂の壮麗なパイプオルガンのサウンドに身を浸すだけでも得した気分になれるアルバム。そこにラインベルガーの達人の技が加わります。例によって彼のオルガン・ソナタは、大河の流れを思わせる悠々たる音楽ですが、よく耳を澄ましてみましょう。千変万化の転調の技法に驚かされ、もっと楽しい聴き方ができます。第12番の第1楽章では、ポップス風とまでは言わないまでも親しみやすい曲調が隠されています。「7つのトリオ」は全12曲のトリオ集の後半7曲。このミニアチュール的作品も、ラインベルガーのオルガン音楽の真髄なのです。(2004/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557184