シグナス・アンサンブル
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黒人初のピューリッツァー賞を獲得した作曲家として知られるウォーカー。もともとはピアニストとしてデビューし、オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団とともに、ラフマニノフの協奏曲第3番を演奏したことでも知られています。その頃から作曲活動にも熱心で、弦楽四重奏曲や交響曲を次々と発表し、こちらも高く評価されています。彼の作品はどれも激しく情熱的で、多くの黒人作曲家がジャズやポップスを重用する中、彼はひたすらクラシックに拘り、無調や12音を駆使したドラマティックな曲を書き続けています。2000年にはアメリカのクラシック音楽殿堂入りを果たしました。ここに収録されている曲も、どれもシリアスで親しみ易さはあまり感じられませんが、じっくり味わうことで、その素晴らしさが少しずつ体に浸みこんでいくかと思われます。(2010/09/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559659 |
この作曲家テイルスタインは変わった経歴の持ち主です。20歳の彼は、何とメキシコのサーカスで音楽を演奏するピエロとして活躍していたのです。その後、各地の音楽を求めてアジアや東ヨーロッパなど多くの国を旅して、民族音楽やダンス音楽など様々な要素を取り込みつつ作曲活動に勤しみました。そんな彼の作品はやはり一風変わったもので、バルトークを思わせるどこか落ち着かない風情の中で歌うヴァイオリン、バルカン半島のメロディを用いた女声とチェロの音楽などや一度聴いたら耳に残るものばかりです。(2009/10/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559617 |
1966年ブルックリン生まれのメルツァーは、作曲だけでなく、教育者としても高く評価されています。新古典主義の影響も感じられる彼の音楽は、深淵でもあり、また探究心を刺激するまたとないユニークなものです。2008年に作曲された「ブリオン」では、楽器たちが入れ替わり立ち替わり、雄弁な歌を歌います。その風景はまるで魔法の森の中で小鳥たちの不思議な歌を聴いているかのようです。奇妙な懐かしさを持つ「2つの歌」、現代の世界を訪れてテニスをするシンドバット、そして、ピューリッツァー賞も受賞したアメリカの詩人、コンラッド・エイケンの詩に基づいた暗澹とした作品「亡命者」。現代アメリカの混沌とした部分を垣間見るような作品が並びます。(2010/12/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559660 |