ビレット, イディル(1941-)
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トルコの名ピアニスト、ビレットのベートーヴェン(1770-1827)・ソナタ集。こちらは「告別」ソナタと晩年のソナタ、第30番、第32番のカップリングです。朴訥とした語り口と、不思議な味わいの音色、そして深みのある歌心。これはまさに彼女の資質そのものです。どんなに早く流麗なパッセージにおいても、その姿勢を崩すことがないのは見事としか言いようがありません。「告別」の終楽章でのノンレガート奏法はある意味グールドを超えるかも。そして最後のソナタ、第32番の第2楽章での「濃い」解釈を聴いてみてください。最近流行の「スマート」な演奏では物足りない方にぜひお聴きいただきたいベートーヴェンです。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571268 |
ビレットのベートーヴェン(1770-1827)・ソナタ集、第10集の目玉は何と言っても、大作「ハンマークラヴィーア」ですが、その前に変則的な構成を持つ2つのソナタをお聴きください。あまり日のあたる機会の多くない第22番の見事な構造に驚かされ「こんなすごい曲だったのか」とため息をつき、ベートーヴェンの美メロの極致とも言える「嬰ヘ長調」ソナタ(令嬢テレーゼに献呈)の柔らかい響きに胸打たれましょう。そしてお待ちかね第29番。第1楽章のたっぷりとした響き、諧謔的な第2楽章、そして第3楽章のこだわり抜かれた音楽ですっかりお腹一杯になったあと(この楽章は、本当にヘビー級)デザートで出されるのがまた濃厚な味のフーガ。ベートーヴェンの凄さをとことん味わうことができる1枚です。(2011/07/13 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571269 |
名手イディル・ビレットが挑む「ディアベリ変奏曲」。ベートーヴェンへの深い愛を表明し、これまでに協奏曲やソナタの全曲録音を成し遂げているビレットですが、「ディアベリ変奏曲」は初録音となります。晩年のベートーヴェンの作曲技法が極限まで追求されたさまざまな変奏曲と、第32変奏に置かれた壮大なフーガ、そして最後の軽やかなメヌエットまで、ビレットは最後まで緊張感を保ち、多彩な表現で演奏しています。ペダルをたっぷり使った残響の良い響きも聴きどころ。1975年にアリス・タリー・ホールで演奏された『32の変奏曲』は、ニューヨークタイムズ紙で絶賛された演奏です。(2020/07/17 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571407 |