ノアック, セバスティアン(1969-)
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19世紀から20世紀初頭に書かれた夥しい数のドイツ・リート。シューベルト、ヴォルフ、ブラームス、マーラー、シュトラウス…これら百花繚乱の名曲の中に埋もれてしまった歌曲がどれほどあったのか、現在でも全貌はわかっていません。その「忘れられた歌曲」の中にこのカール・ヴァイグル(1881-1949)の歌曲も含まれています。ウィーンの上流階級の家庭に生まれ、ツェムリンスキーに作曲を学び、ウィーンの音楽界で高い評価を得た人ですが、ユダヤ系であったため、ナチスの迫害を受けアメリカに亡命し、その地で寂しく生涯を終えたというヴァイグル。生涯に渡って書かれた歌曲は、独特の風情を持っています。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5259 |
1840年にシューマン(1810-1856)が「詩人の恋」を作曲してから、それこそ数え切れないほどの歌い手たちがこの歌を歌って来ました。男声歌手、時には女声歌手も歌うこの歌曲集には汲めども尽きぬ魅力があることは間違いありません。このアルバムでは同じ年に書かれた「リーダークライス Op.24」と、同じハイネの詩に付けられた4つの歌曲を集めています。シューマンがこれらの詩にどれほどまでに寄り添って、美しいメロディをつけたかを味わっていただけることでしょう。ハイネの詩自体は、批評精神に裏打ちされているものも多く、ドビュッシーを始めとした後世の人々は「シューマンはハイネを理解していない」と批判したとも言われますが、少なくともシューマンは、詩から崇高なエッセンスを抜き出すことで言葉に永遠の命を与えたのではないでしょうか。ここで艶やかな歌を聞かせるのはベルリン生まれのノアックです。彼はフィッシャー=ディースカウやアリベルト・ライマンに学び、数々のオペラに出演する実力派です。現在はベルリンのハンス・アイスラー音楽アカデミーの客員教授を務めています。(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1816 |
1954年から活動しているミュンヘン・バッハ合唱団による美しいバッハ作品集です。この合唱団は、もともと存在していたハインリヒ・シュッツ合唱団の指揮を任されたカール・リヒターが、「バッハの作品を演奏するため」に名称を変更し(同時にミュンヘン・バッハ管弦楽団も組織)、活動を行ってきたのです。1981年にリヒターが死去した後は1984年から2001年までハンス=マルティン・シュナイトが芸術監督を務めていましたが、現在はハンス=イエルク・アルブレヒトがその任にあたっています。今回の録音はバッハのカンタータの中でも最も人気の高い第147番(コラールは「主よ、人の望みの喜びよ」)と、輝かしい「マニフィカト」がメイン。現在のこの合唱団とオーケストラの姿を知るのに最もふさわしいアルバムと言えるでしょう。(2014/03/26 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1801 |