オールドファーザー, クリストファー
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21世紀を迎えた現時点から過去の音楽を振り返ると、20世紀以降の音楽の発展に欠かせないキーパーソンとして、ヴェーベルンの名前をあげないわけにはいきません。そして、現代音楽演奏家として名を馳せたロバート・クラフトが21世紀に入り、満を持して再び改めてヴェーベルンに取り組む様には、作曲家の偉大な業績を次代に受け継ごうとする強い意志が感じられます。「交響曲」や「大管弦楽のための6つの小品」と言った代表作をはじめ、全ての作品は極度に凝縮されています。室内楽、ピアノ曲、歌曲、シューベルトの編曲と、広いジャンルでヴェーベルンを再発見してください。入門にも最適です。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557530 |
NAXOSの人気シリーズである、ロバート・クラフトのシェーンベルク作品集です。今回は合唱作品を中心に室内楽曲を含む興味深いアルバムとなっています。弦楽三重奏曲は、アメリカに亡命した後の1946年に、ハーバード大学から作品の委嘱を受け作曲されたもの。作曲の動機は彼の持病である喘息の発作を起こした時のエピソードが基になっていて、十二音で書かれていながらも、時としてユーモラスな場面も持ち合わせています。2つの合唱作品はモーゼとアロンの無機質な世界に共通する素晴らしい音楽。7つの楽器による「組曲」も緊張感溢れる豊かな作品です。(2010/05/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557529 |
シェーンベルクの第3番と第4番の弦楽四重奏曲は、すでに無調の世界へと足を踏み入れていますが、第3番の形式はまだ古典的なものを踏襲しています。せわしなく動き回る第1楽章の音形は確かに不安を煽りますが、第2楽章の瞑想的な雰囲気で気分はとりあえず落ち着くことでしょう。落ち着きのない第3楽章、そして、こちらも判別は難しくとも、ロンドと銘打たれている以上、何度も繰り返される同じメロディ、と、なぜか忘れられない印象を残す曲です。第4番は更に熟成した音楽で、伝統と新奇がうまく調和するとこうなる。という見本のような曲です。(2010/11/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557533 |
もちろん12音技法の創始者=シェーンベルクであるわけですが、遺された作品は、当盤でいえば「ピアノ組曲」のような純然たる12音技法によるものだけではありません。「ワルデマールの歌」や「架空庭園の書」のように、後期ロマン派的な書法から、そこに至る道程に書かれた作品もありますし、「弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲」のように、すでに12音技法を確立した後に、調性の枠内で書かれた(編曲された)作品もあります。この協奏曲、編曲ものということで軽視されがちですが、サイケデリックなまでの極彩色の音色と超絶技巧の積み重ねは、かえってシェーンベルクのセンスを見せつけるような結果となっており、実にイケています!(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557520 |
「コントラバスのパガニーニ」と呼ばれるボッテジーニは1821年にイタリア北部、クレマで生まれました。彼は5歳から音楽を学び、教会の聖歌隊で歌い、そして地方のオーケストラでティンパニを演奏していました。ここに収録された2つのコントラバスのための作品は、彼が学生時代に書いたもので、どれも楽器の特性を存分に生かしたすばらしいものとなっています。「ロッシーニの主題による幻想曲」は激しいタランテラで始まり、感傷的な中間部を経て、また嵐のようなフィナーレで曲を閉じます。華麗なパッション・アモローザと、ピアノ伴奏とは言え、とてもかっこよい協奏曲。そして大二重奏曲は2台のコントラバスのみのオリジナル版にて演奏。どの曲も低音楽器ならではの深い音色にしびれてしまうことでしょう。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572284 |