ランダル, カレ(1956-)
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ペルト作品の4曲のうち初期の「ソルフェッジョ」は、彼がまだ簡素な語法による「ティンティナブリの様式」を確立する前の作品で、不協和音に彩られていながらも、清冽な雰囲気を保っています。様式が確立された後の3曲のうち「スンマ」はペルト自身が「最も厳格で謎めいた作品」と評するほどに完成された曲。他2曲は聖書のエピソードが用いられています。リストの「十字架の道行」は、晩年になって宗教への関心が高まり、バチカンからローマへと旅をした際に書かれたいくつかの宗教作品の中の1曲。当時リストが心を寄せていたグレゴリオ聖歌とパレストリーナからの影響、独自の宗教観が融合された内省的な作品です。この録音ではピアノ伴奏版が用いられており、合唱と溶け合うカレ・ランダルの表現豊かな演奏が作品の魅力を存分に伝えています。(2019/09/20 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1337-2 |