ラーケ, ユリアーネ
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ARS NOVAコペンハーゲンとポール・ヒリアーによるシュッツの第3弾です。1645年頃に作曲された「十字架上~」は、シュッツの数ある作品の中でも最高傑作として評価されるものです。20分程度の小さな曲ながら、ゴルゴダの丘で処刑されたイエスのドラマを簡潔に、かつ暖かい目で描いていて、円熟期のシュッツの信仰心と熟達した音楽語法が最大限に生かされた素晴らしい曲となっています。かたや「ヨハネ受難曲」は1665年の作品で、晩年のシュッツによるムダのない書法で描かれた40分程度のドラマです。無伴奏合唱と2人のソロによる静かで引き締まった祈りと願いの音楽は、最後まで迷いを残しつつ光の中に消えて行きます。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226093 |
パリの国立図書館に収蔵されている小さな革表紙の本(棚番号1111)。これは17世紀の珍しいヴィオラ・ダ・ガンバ(ライラ・ヴィオール)の独奏曲の写本です。270ページに及ぶこの写本は、少なくとも8つの異なる手に拠ってコンパイルされたもので、ほぼ完全なタブラチュア譜(文字や数字などで表示する記譜法)で表記され、様々なスコルダトゥーラ(変則調弦)も反映された、とても興味深いものなのです。これらは一般的にドイツ北部のブランデンブルク地域に由来するものと考えられ、当時高名なヴィオラ・ダ・ガンバ奏者はこの地域を訪問し、これらを記したと考えられています。現代の名手ラーケはこの譜面を丹念に読み取り、素晴らしい音楽を紬ぎ出しています。作曲した人はわからずとも、生き生きとした音楽が根付いていたことに驚くことでしょう。(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5206 |