スタインバーグ, マーク
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ブックレット表紙の作曲者自身の雄姿に見られるような、ピアノの弦から直接音を出す内部奏法、手のひらや腕を使って、多数の音を一度に鳴らすクラスター奏法は、カウエルのトレードマークともいうべきものでしょう。当盤のピアノ曲、ピアノパートの多くでも使用されており、「エレジー」「バンシー」など、ほとんどピアノ曲に聴こえないほどです。その他、「イランへの礼賛」でのアラブ系無国籍風?のなんともいえない調べや、ピアノ、ヴァイオリン、打楽器の編成の妙をカウエル流に発揮した「5つのセット」(無窮動的な第4曲など特に印象的)など、とにかく不可思議サウンドが満載で新鮮な驚きに満ちています。(2005/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559193 |
20世紀アメリカの名室内楽曲を辿る本シリーズ、今回はブルックリンに生まれ、シェーンベルク、ブロッホ、セッションズらに学び、ヨー・ヨー・マを指導したこともあるという、キルシュナーの登場です。彼の音楽は、耳当たりのよい旋律がほとんど見当たらないにもかかわらず、ダイレクトに聴衆に感情に訴えかけてくるような、力強い表現力を持っています。奏者には、それぞれの楽器の持っている特性を素直に引き出す範囲で、高度な要求が課されており、演奏効果も高い作品ばかりです。特にピアノ三重奏曲など、激しいリズムや、鋭い音のぶつかりによるテンションの高まりが凄まじく、ただひたすら圧倒されるばかりです。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559195 |
ロバート・シエッラは現代アメリカの作曲家の中でも、最も新しい潮流に属します。彼は若い頃から、カリブ海の多様な伝統民族音楽に惹かれ、自作にそのエキスを取り入れ、更に洗練させました。ここに収録されているのもそのような曲ばかりで、最も初期の作品である「呪文」はアフリカ系キューバ人の儀式の合唱に基づくもの、クラリネット・ソロのための「5つのスケッチ」はプエルトリコやカリビアンポップス、そしてカタロニアの伝統音楽からインスピレーションを得るなど、どれもが不思議な情感に満ちています。(2008/03/05 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559263 |
ナンカロウといえば、人間には演奏不可能な超複雑なリズムや対位法、猛スピードのパッセージを駆使した、自動ピアノ用の作品群が有名ですが、当盤は「生身の人間」による演奏にこだわった内容となっています。そのため、収録曲の構想自体は、彼の作品の中では最も過激なものとはなっていませんが、そのリアライズ=生身の人間による表情豊かな演奏までを含めたトータルの面白度では、決して自動ピアノ作品に劣るものではありません。特に楽想の類似性が高い「小品第2番」などでは、強くその感を受けます。また、彼の音楽のもう一つの魅力であるジャズ、ブルース系の哀感も、生身の演奏ではより魅力的に引き出されているといえましょう。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559196 |