デンマーク国立声楽アンサンブル
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2022年7月13日に90歳の誕生日を迎えたデンマークを代表する現代作曲家ペア・ノアゴー。この4枚組BOXには、60年にわたる彼の作曲生活から生まれた8曲の交響曲がまとめられています。「私の交響曲は、それだけでひとつの大陸のような気がする」とノアゴー自身が語るように、さまざまな要素が内包されており、また書かれた年代によって全く違う様相を帯びています。1953年に書かれた、シベリウスを思わせる北欧の自然の描写が美しい交響曲第1番から、独自の作曲手法「無限セリー」を用いた第3番、スイスのアーティスト、アドルフ・ヴェルフリに影響されたという交響曲第4番を経て、2010-11年に書かれた簡潔な書法による古典的な形式を持つ第8番まで、それぞれの作品は作曲家の成熟成を示すとともに、ノアゴーの「私の交響曲にはそれぞれの個性があり、同じことの繰り返しはない」との言葉通り、どの曲も独自の世界を持っています。この8曲でノアゴーの音楽語法を存分に楽しめます。演奏家の顔ぶれも充実しており、サカリ・オラモとウィーン・フィルによる第1番と第8番は2015年のグラモフォン・アウォード(最優秀現代音楽録音)に選ばれました。(2022/08/26 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.204002 |
デンマーク音楽史上屈指の天才にして問題児、ルーズ・ランゴーの交響曲全集。作曲家の母国のレーベルと演奏家たちが10年余りをかけて取り組んだ一大プロジェクトです。収録内容の点でも演奏と録音のクオリティの点でも、このレパートリーの基準となるにふさわしいものと言えるでしょう。※初出時の6.200001(SACDハイブリッド・ディスク)から、通常CDに仕様変更しての再発売となります。(2023/05/26 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.207002 |
ミカラ・ペトリとデンマーク国立声楽アンサンブルのコラボレーション・アルバム第2弾。最初のアルバム(6.220605)ではプラウリニュシュ作曲の「ナイチンゲール」などストーリー性に富んだ曲集でしたが、今回はデンマークの原点に立ち返り、民俗的な旋律を用いた合唱作品集となっています。デンマークの人々の心を反映した歌はどれも静かな雰囲気を湛えた魅力的なものですが、そこに合いの手を入れるペトリの演奏がまた見事。ある時はぴったりと装うかと思えば、ある時はまるで鳥のさえずりのように自由な音型を奏でてみたり。と変幻自在です。合唱とリコーダーがこんなにも溶け合うとは…。新感覚の1枚です。(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :OUR Recordings |
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カタログ番号 | :8.226907 |
デンマーク中世のバラードを下敷きに、ゲーゼが1854年に作曲したカンタータ「妖精王の娘」。結婚寸前の若者オルフが、森の中で妖精たちの集まりに遭遇、踊りの輪に加わるように誘われるも、「妖精の踊りには絶対に加わってはならない」という言い伝えを守り、馬を駆り帰宅の途に着いたものの、結局は力尽きてしまうという物語です。活動の初期にメンデルスゾーンの薫陶を受けたゲーゼらしいロマンティックな作品で、ゲーゼの最初の成功作としても知られています。バロック時代の作品を得意とするラルス・ウルリク・モルテンセンですが、ロマン派の作品でも素晴らしい統率力を発揮、この大がかりな物語を丁寧にまとめています。ゲーゼがドイツで学んでいた時期に書かれた5つの歌曲も聴きどころの多い美しい作品です。(2019/03/22 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226035 |
19世紀の始め、度重なる戦争で大きな打撃を受けたデンマーク。疲弊した国民を元気づけるために活動をはじめたのは先進的な教師、牧師、作家のグループでした。活動の一環として生まれた「Folkehojskole」(民衆のための成人教育機関)では、デンマークの伝統的な歌を採取し、1894年に歌集「Hojskolesangbogen」を出版、1922年には改訂版が出版されるほど、デンマークの人々の人気を集めることに成功しました。全572曲からなるこの曲集にはカール・ニールセンをはじめとする当時の人気作曲家の作品が含まれ、どの曲も、誰もが口ずさめる平易なメロディと流麗なハーモニーに彩られており、これまでに240万部が出版されています。このアルバムは、曲集の中から季節にまつわる作品を選び、季節に沿って並べたもの。デンマークで最も高い実力を誇るデンマーク放送局所属のエリート集団、デンマーク・ナショナル・ヴォーカル・アンサンブルのシンプルで心のこもったハーモニーは「デンマークの四季の移り変わり」を鮮やかに見せてくれます。ジャケットに使われた精緻な花の絵の美しさ、加えて高音質。手の込んだ作りによる高品質のアルバムです。(2018/09/28 発売)
レーベル名 | :OUR Recordings |
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カタログ番号 | :8.226911 |
作曲家ベント・セアンセン(1958-)と、劇作家ペテル・アスムッセンによるコラボレーション。「Sounds Like You-あなたみたい」はベルゲン音楽祭からの委嘱作品で、2人の俳優と声楽アンサンブルによる緊迫した物語は、刺激的な無調の部分や、民謡の断片、子供の歌などが入り混じり、夢幻的な雰囲気を構築しています。「インテルメッツォ」は2人の共同作であるオペラ「空の下で」がベースになったもので、2人のメゾ・ソプラノ歌手とオーケストラによる5つの小品からなる小さな物語です。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220632 |
デンマークを代表する現代作曲家、ベント・セアンセン(1958-)の合唱作品集。アルバムには世俗曲と宗教曲がバランス良く配置されており、その豊かな世界を知ることができます。彼が愛している森林風景を描いた2つの「スノーベル」は、一方はソロ、一方はアンサンブルと教会の鐘とのコラボという独特な響きが用いられており、人の声はまるで森を渡る風のような雰囲気を醸しだしています。「生と死」を扱った2つの作品は瞑想的で悲しみに満ちた曲。また宗教作品は深い思索に彩られています。アンデルセンの詩を用いた「海は輝き・・・」は、穏やかな親しみやすいメロディをもったもの。(2016/06/29 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220629 |
重厚な交響曲や室内楽曲で知られるカール・ニールセン(1865-1931)。彼は合唱音楽の大家でもありました。およそ300曲の親しみ易い歌曲や合唱曲は、デンマーク国内の学校や家庭で愛唱され続けています。ただし、このアルバムに収録された25の合唱曲はどれもデンマーク語で歌われるため、他の国ではほとんど歌われることがありません。また、ニールセンは現在のデンマーク国歌「麗しき国」(作曲はHans Ernst Kroyer)の別ヴァージョンも作曲しており、こちらは残念ながら普及することがありませんでしたが、独立した合唱曲として愛唱されることとなり、このアルバムの最終トラックに収録されています。北欧の合唱レベルの高さも存分にお楽しみください。(2016/09/28 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226112 |
【ニールセン、幻の名作がヴェールを脱ぐ!】ニールセンによるフルートのレパートリーとして馴染みの深い「霧が晴れていく」、「子供たちが遊んでいる」を含む劇音楽《母》。しかしその全曲の楽譜が出版されたのは2007年のことであり、今回のアルバムで初めてその全貌が現代に明らかにされます。作曲は1920年。かつてデンマーク王に属したシュレースヴィヒ公国の北部にあたるユトランド半島南部が、第一次世界大戦終結によるドイツ撤退後、国民投票によりデンマーク領に復帰した記念に書かれました。ヘルゲ・ローデの脚本による物語は、デンマークを表す「母」と、復帰した地域を表す「息子」によるおとぎ話のような内容。ここにニールセンはデンマークの古謡や、大戦に参加した国々の国歌などを引用する美しくも愛国的な曲作りで、20世紀前半のデンマークで最も重要であったとされる出来事に花を添えました。有名なフルートとハープによる「霧が晴れていく」に代表されるように、室内楽編成の楽曲も多く含みますが、ラストは管弦楽と合唱による壮麗な楽想で結ばれています。演奏は作曲家の故国デンマークの演奏家たちと、かつてのシュレースヴィヒ公国からドイツに残った地域の出身である指揮者デルフス。歴史の中での大きな和解も感じさせる、意義深いアルバムと言えるでしょう。(2020/07/10 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220648 |