トムソン, フィリップ
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今年生誕200年を迎えた偉大なる作曲家、フランツ・リスト(1811-1886)を知るための2枚組です。超絶技巧の持ち主として、ピアノ奏法に新たな光を当てた人であり、イケメンであり、また優れた管弦楽法の使い手で、交響詩の生みの親であったリスト。しかし、これはほんの一部でしかありません。華やかさの中に隠された影の部分を知ることで、彼の音楽がより一層魅力的になることは間違いありません。また50000語に及ぶ英語のバイオグラフィは比較的わかりやすい文章で書かれていて、読み応えたっぷりです。(2011/05/18 発売)
レーベル名 | :Naxos Educational |
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カタログ番号 | :8.558214-15 |
「詩的で宗教的な調べ」は、フランスの詩人ラマルティーヌの同名の詩集に基づいて作曲されました。リストのむせかえるような浪漫性と共に宗教性が色濃く反映された作品で、第3曲の「孤独の中の神の祝福」は神秘的瞑想の境地にまで至っていると言われています。リストの子供ダニエルは、肺病のため父親の腕に抱かれながら早世しました。この悲しい経験が生み出した音楽が「死者たち」です。最初は合唱曲でしたが、ピアノ曲へと編曲され、変わらぬ悲しみを伝えています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553073 |
「詩的で宗教的な調べ」後半の注目曲は、最も良く演奏される「葬送」です。痛烈な悲しみと燃えるロマン性を秘めたこの作品は、故国ハンガリーが独立戦争に敗れた事への思い(一説には親友ショパンの死)が生んだ傑作です。また、第10曲「愛の賛歌」は、リスト自身が好きでよく弾いていたという甘く気高い音楽です。曲集全体を通して”口説き文句に神の名を使った”風の宗教性が堪能でき、リストの人間性を考える一助となります。余白には、リストが数回作曲したこだわりのテーマ「アヴェ・マリア」を4種類収めました。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553516 |
リストは、スター街道を走る事に疲れ、愛児に次々と先立たれた50才頃から宗教的なものへと傾倒して行きます。その心が実に多くの宗教的作品を生み出しました。いずれも透明感にあふれ、孤高の美と哀しみを歌う絶品ぞろいで、知られざるリストの一面として近年評価が高まっています。ピアノ作品としては「都と世界に」「聖ドロテア」などが充実しており、「スターバト・マーテル」「アレルヤ」等は名技的に盛り上げてちょっと俗っぽい宗教世界を描いています。なお静謐な「コラール集」の独自の和声処理は注目です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553659 |