ウェザービー, チャールズ(1966-2023)
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アメリカの作曲家ジェームズ・エイクマン(1959-)の音楽は、何十年にも渡って高い栄誉を受けています。彼の音楽は、どれも感情に訴えかける力が大きく、また多くのイメージを喚起させます。また「豊かに響き渡り、魅力的で、悲しげで、美しく、刺激的。そして創意に富んでいて、新しい。」と様々なメディアで大絶賛を受けてもいます。ここで聴ける3つの作品は、ジャズやポップスの影響も感じられるエレガントで柔軟な作風が魅力です。天に向かって伸びていくような、美しくゆったりとしたメロディラインを持つヴァイオリン協奏曲、元ポーランドの王族であり、ヴァイオリニストの妻となったアニア讃える弦楽のための音楽、そして透明感を湛えながらも、アルバン・ベルクの管弦楽法を模倣しているというサキソフォン協奏曲。どれもが作曲家の過去の経験と密接に結び付いた音楽なのです。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559720 |
20世紀初頭の作曲家、ハルシャーニ(1898-1954)はハンガリーで生まれ、ブダペストでコダーイに師事し、その後ヴェネツアを始めとしたヨーロッパ各地でピアニスト、指揮者として活躍。その後はパリで、マルティヌー、タンスマン、ミハロヴィチ、チェレプニンら各国からやってきていた作曲家たちと交流を結び「エコール・ド・パリ(パリ派)」を結成します。彼らはパリの雰囲気を吸収しながらも、決して自国の固有の文化を捨てることなく、独特の音楽を熟成させていくこととなります。ハルシャーニの作品は、初期のものは本質的にロマンティックで、1919年のヴァイオリン・ソナチネの冒頭はフランクのソナタを思わせるけだるさもある面白い曲調を持っています。やがて当時ヨーロッパを席巻したジャズのリズムを取り込み、また同胞であるバルトークの民族的要素も取り込みと、その作品は肥大しながら複雑さと土臭さを兼ね備えていくことになるのです。最晩年の「ヴィオラ・ソナタ」では、その民族的要素が洗練された姿で現れ、抑制された表情を持った傑作となっているところにも注目。アメリカの名手ウェザービーによる演奏です。(2016/06/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573556 |
ニュージャージー生まれの作曲家レシュノフは最近国際的に注目を集めている人です。このアルバムには彼の3つの個性的な作品を収録しています。メインは2007年京都で日本初演され、大好評を博したヴァイオリン協奏曲。ソロを務めるウェザビーはこの曲を献呈されていることもあり、この曲を完全に掌握しています。楽章ごとにメリハリのある曲想を持ち、とりわけ第2楽章と第4楽章のゆっくりとした部分は懐かしささえ覚えるほどの感傷的です。弦楽四重奏曲は、彼の後援者であり大学教師であったジャーマンのために書かれました。「四季」と言う副題を持ち、曲はジャーマンが誕生した1月を祝し「冬」から始められています。 (2009/04/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559398 |
ニュージャージー生まれの作曲家若きレシュノフは、早くからその才能を嘱望され国際的な活躍をしています。オーケストラ作品を始め、室内楽作曲家としても名高く、多くの団体や演奏家が彼に作品を委嘱し、新作が次々と演奏されているのです。このアルバムに収められた3つの作品は、彼の資質をよく表しており、現代的な感覚の中にどこか懐かしさを秘めた聴きやすいものです。指揮者スターンの依頼で書かれた5つの楽章からなる「交響曲第1番」は、ベートーヴェンの「第9」に込められたメッセージと同じく、全ての人間を賛美するために書かれています。グレゴリオ聖歌や、ギョーム・デュファイのミサ曲、17世紀のユダヤ教の典礼、など様々なモティーフを用いながら、新しく構築された音楽は、得も言われぬ感動をもたらすことでしょう。現代アメリカの名手2人がソロをつとめる「二重協奏曲」は、神秘的な音の中にも躍動感が溢れています。タイトル通りのせわしなさが楽しい「ラッシュ」もオススメです。(2011/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559670 |