ザーカー, マーカンド
Search results:5 件 見つかりました。
ヴァイオリンほど華やかではなく、チェロのような存在感はなく、コントラバスのようにジャズなどでも活躍することはなく、とにかく「地味な弦楽器」として扱われてしまうヴィオラ。しかし豊かな表現力と、味わい深い音色を持ち、オーケストラの中でも「中音域を支える立役者」として大切な役割を担っています。古典派以前の時代には、ヴァイオリンやチェロのようには独奏楽器として扱われることはあまりありませんでしたが、20世紀になると自らが優れたヴィオラ奏者だったヒンデミットを筆頭に、「ヴィオラのための作品」は数多く書かれており、現代ではコンサートホールでも中心的役割を果たすことができるようになりました。このアルバムではテレマンからウォルトンまで、多彩な作曲家によるヴィオラ作品を聴くことができます。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.578186 |
何枚かのコンピレーションアルバムで、その才能の片鱗を見せつけていたアメリカの女性作曲家ステイシー・ギャロップ(1970-)。このアルバムは初の彼女の作品集で、世界初録音の「神話的な交響曲」を含む3つの作品が収録されています。この交響曲は、タイトル通り、ギリシャ神話のエピソードが元になっているもので、抒情性と鮮やかなストーリーを想起させる興味深い音楽です。現在、彼女の作品はとても注目されており、2015年の秋にもオラトリオや弦楽四重奏曲第4番が世界初演されるなど、その作品には大きな期待が寄せられています。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Cedille |
---|---|
カタログ番号 | :CDR90000-160 |
マンハイム楽派の傑出した音楽家であるシュターミッツと、出版事業でも知られるホフマイスター。彼らの作品は、どうしても同時代の天才、モーツァルトの影に隠れがちですが、こうして改めて聴いてみると、その独自性溢れる音楽には感嘆せずにはおれません。父ヨハンから音楽教育を受け、パリでヴァイオリニストとして活躍したシュターミッツの作品は、超絶技巧をふんだんに使った華麗なもの。オーケストラ・パートの充実した書法も魅力的です。かたやホフマイスターの作品は、どちらかというと簡潔な書法で書かれ、優雅さが際立つものです。「すばらしく深く、対話に満ちた音」とボルティモアの新聞評で絶賛された女性ヴィオリスト、チャンの演奏で。(2011/09/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572162 |
高名なピアノ製作者として知られるプレイエルは、ハイドンに作曲を師事、ヴァンハルにピアノを学びピアニストとして各地で活躍しました。このアルバムに収録された作品は、今までにほとんど知られていないものばかり。例えば、変ロ長調協奏交響曲は、彼がF.X.リヒターの代理人としてストラスブールで最初に働いた時に書かれた1760年代のもので、本来単一楽章とされていますが、第1楽章があったことは文献からも明らかで、ここでは、ヴィオラと鍵盤楽器のために書かれたスコアを元に復元した楽章を第1楽章として演奏しています。他にも珍しいヴァイオリン協奏曲など、緻密な研究に基づいた興味深い作品が並びます。(2009/06/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.570320 |
ニュージャージー生まれの作曲家レシュノフは最近国際的に注目を集めている人です。このアルバムには彼の3つの個性的な作品を収録しています。メインは2007年京都で日本初演され、大好評を博したヴァイオリン協奏曲。ソロを務めるウェザビーはこの曲を献呈されていることもあり、この曲を完全に掌握しています。楽章ごとにメリハリのある曲想を持ち、とりわけ第2楽章と第4楽章のゆっくりとした部分は懐かしささえ覚えるほどの感傷的です。弦楽四重奏曲は、彼の後援者であり大学教師であったジャーマンのために書かれました。「四季」と言う副題を持ち、曲はジャーマンが誕生した1月を祝し「冬」から始められています。 (2009/04/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.559398 |