ブルメンタール, ダニエル
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オペラや大規模な管弦楽作品で知られるリヒャルト・シュトラウスですが、10代から20代にかけての初期の時代には何曲かの室内楽作品を書いていました。このアルバムに収録されたピアノ三重奏曲は1878年、シュトラウス14歳の作品で、ピアノ三重奏曲としては2番目にあたります。彼の父が敬愛していたモーツァルトやベートーヴェンをモデルにした素直な作品ですが、第1楽章第2部での唐突に断ち切られるメロディなど、野心的な部分もかなり見られます。1884年のピアノ四重奏曲はすでにこなれた作風を持ち、管弦楽法に長けたシュトラウスの作品であることがはっきりわかるでしょう。メロディの美しさよりも、各々の楽器から生まれる響きが大切にされており、若い作曲家の作曲技法が遺憾なく発揮された作品です。
(2018/10/05 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555116-2 |
ピューリッツァー賞にも輝いたハービソンによる、演奏効果に富む室内楽曲3曲です。ピアノ、ヴァイオリンに管楽器を加えた2曲の三重奏曲(「変奏曲」ではクラリネット、「トワイライト・ミュージック」ではホルン)では、それぞれの楽器の持つ「らしさ」と、それらの組み合わせの面白さの両者がうまく引き出されています。例えば前者の終曲や、後者の第2楽章に聴く音の渦などは手に汗を握る展開といえましょう。「4つの孤独な歌」は、無伴奏ヴァイオリン曲ですが、しなやかなヴァイオリン的な表現に満ちながら、このジャンルの楽曲にありがちな「力み」が少なく、そのタイトルにもなるほど、といった感があります。(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559173 |
1836年、エミール・ハルトマンはデンマークの作曲家、ヨハン・ペーター・エミリウス・ハルトマンの息子として芸術一家に生まれました。幼少時から作曲を学びましたが、故郷デンマークでは父の影に隠れがちな存在で、留学先のドイツで活躍の場を広げたようです。ハルトマン作品の多くは、楽譜も残っておらず、長い間忘れ去られていましたが、このアルバムでは、デンマークのヴァイオリニスト、エリザベス・ツォイテン・シュナイダーが、ハルトマンが得意とした室内楽に光を当て、ドイツとベルギーから精鋭音楽家を集めて録音、ハルトマンのロマンティックで美しく技巧的な作品を蘇らせました。ライナーノーツにはシュナイダーのハルトマン作品への想いが綴られています。シュナイダーは、デンマークで生まれ1981年にデビュー。その後米国に留学し、様々な賞を受賞。デンマーク王立管弦楽団やデンマーク国立放送交響楽団の首席を務め、現在はデンマーク音楽アカデミーで後進の指導にもあたっている名手です。(2020/01/17 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226183 |