Home > CD & DVD > Artists

 CD & DVD/BD



ラルパ・フェスタンテ

Search results:16 件 見つかりました。

  • シュミケラー:器楽による心の楽しみ

    17世紀から18世紀の作曲家ヨハン・アブラハム・シュミケラー(シュミーラーとも)。彼の生涯、活動については詳細はわかっていませんが、アウクスブルク大聖堂の聖歌隊を経て、ザルツブルク大学で法学を学んだ後、惜しくもアウクスブルク大聖堂の楽長職を逃したことがわかっています。1698年に出版された「音楽の黄道十二宮」がシュミケラーの代表作とされていますが、この「器楽による心の楽しみ」はその続編と考えられています。ここに収録されたパルティ(イタリア語でパルティータ)は、荘重なリズムで始まる序曲の後に様々な宮廷舞曲が連なる典型的なフランス風組曲。ヴァイオリン2部、ヴィオラ、チェロが各2名にヴィオローネ、リュート、チェンバロの編成から生まれるサウンドは、透明感あり、繊細さあり、思いがけない厚みも感じさせます。(2024/08/16 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555636-2

  • 詳細

    17-18世紀のホルン協奏曲集 - ファッシュ/ハイニヒェン/シュテルツェル/ホフマン(カッテ/フィッシャー/ラルパ・フェスタンテ/フォスカイレン)

    【ナチュラル・ホルンが奏でる華麗な協奏曲集】ボヘミアのフランツ・アントン(チェコ名フランティシェク・アントニン)・フォン・シュポルク伯爵が1680年にルイ14世の宮廷を訪れた際、初めてホルンに出会いました。彼はこの楽器に魅了され、2人の召使をフランスに派遣、演奏法を学ばせたと言われています。このときボヘミアにに導入された狩りのホルン(Corno de Chasse)は、その後改良されてヨーロッパ全体に広がったとされています。それに伴い奏者たちのテクニックも向上し、作品中には難度の高いパッセージも含まれるようになっていきます。このアルバムでは華麗なファッシュの協奏曲をはじめ、さまざまなホルンが活躍するオーケストラ作品を紹介。18世紀初頭には協奏曲の明確な区分がなかったためシンフォニアとされていても、独奏楽器が活躍する協奏的作品も含まれます。独奏者シュテファン・カッテとゼバスティアン・フィッシャーは、ナチュラル・ホルンと指孔付きのトロンバ・ダ・カッチャを使い分け、ベル内の手の位置で音程を変化させるストップを用いない古い時代の奏法も曲によって駆使し、ラルパ・フェスタンテとともに驚異的なテクニックで作品を聴かせます。(2024/07/12 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555667-2

  • 詳細

    1700年前後のコラール・カンタータ集(ラルパ・フェスタンテ/ヘッセ)

    17世紀後半のドイツで流行したコラール・カンタータ "Per Omnes Versus"の様式による作品を集めたセット。ドイツ・バロックに力を注ぐcpoらしい企画です。この様式によるカンタータではテキストはすべてルター派コラールの言葉から採られているのが特徴。自由詩等を交えてよりドラマティックな展開を可能にしたカンタータとは一線を画しています。素材が限られるだけに各作曲家の腕が問われるところ。アルバムの最後はこのジャンルの最後の大輪の花と呼ぶべきバッハのカンタータ第4番「キリストは死の絆につかせたまえり」で結ばれます。(2023/09/08 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555456-2

  • 詳細

    グラウン:クリスマス・オラトリオ(ミュンヘン・アルチス=ヴォーカリステン/ラルパ・フェスタンテ/グロッパー)

    2014年に録音されたグロッパーとアルパ・フェスタンテ・バロック管弦楽団による「イエスの死」(OC1809)に続く、OEHMSレーベルのグラウン声楽曲2作目リリース。ドイツで生まれた作曲家カール・ハインリヒ・グラウン。卓越した歌手として活動を続けながら、声楽曲を中心に作曲、宗教曲だけでなく、イタリア様式を用いたオペラも数多く作曲し、ヴァイオリニストの兄ヨハン・ゴットリープと共にドイツの後期バロック音楽を支えた重要な人物です。この「クリスマス・オラトリオ」は1990年代にワシントンD.Cの国会図書館から写譜が発見され、注目を集めました。写譜をした人物と正確な日付はわかりませんが、恐らく30歳代の作品であると考えられています。聖書の言葉を自由に引用した荘厳で美しい曲調が感動を呼び起こします。(2017/10/27 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC1876

  • 詳細

    グラウン:受難オラトリオ「イエスの死」(ミュンヘン・アルチス=ヴォーカリステン/ラルパ・フェスタンテ・バロック管/グロッパー)

    ドイツのヴァーレンブリュックに生まれ、ドレスデン宮廷歌劇場の合唱団に加わり、1740年にフリードリヒ大王が即位するとベルリンの宮廷楽長に招かれ、亡くなるまでその地位にあったカール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759)。彼の代表作がこの受難オラトリオ「イエスの死」です。この曲が初演されたのは1755年3月26日で、使われている詩は聖書のものではなく、カール・ヴィルヘルム・ラムラーの詩という点でも独創的。曲はとにかく穏やかで、静かな感情に満ちたものです。あまり演奏される機会が多いわけではありませんが、不思議と音楽史からは忘れられることなく、現代に至っています。(2014/12/24 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC1809

  • 詳細

    グラウン:テ・デウム/3つのモテット(マウフ/マグヌス/ゲルトナー/ラルパ・フェスタンテ/バーゼル・マドリガリステン/ネーフ)

    (2006/09/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777158-2

  • 詳細

    シューバック:ブロッケス受難曲「世の罪のために苦しみ死にたまいしイエス」(ビブラ/ブレーマー/ローアバッハ/カペラ・カテドラリス・フルダ/ラルパ・フェスタンテ/フーバー)

    18世紀ハンブルクの外交官にして詩人ブロッケスが四つの福音書から編纂し、韻文として書き上げた受難曲の台本は、ラインハルト・カイザー(1712年)を皮切りに、テレマン(1716、1722、1723年)、マッテゾン(1718年)、ヘンデル(1719年)など、18世紀ドイツで計13人の作曲家によって作曲・上演された、当時の人気の台本でした。ここに取り上げられたシューバックによる作品は、1754年に作曲されたものです。ハンブルクの市長の息子として生まれたヤコブ・シューバック(1726-1784)は大学で法律を学ぶかたわら、幼いころから学んでいた音楽を続け、ハンブルク市の公人として働きながらも、テレマンに作曲法を学び、ピエトロ・メタスタージオの台本に作曲するなど、作曲家としても活動していました。また公人として、音楽家に対する支援も行い、市のコンサートホールの建設に携わったこともあったようです。このコンサートホールでは、テレマンやカール・フィルップ・エマヌエル・バッハらハンブルクで活躍した18世紀の大作曲家たちもコンサートを開催していたといいます。シューバックの「ブロッケス受難曲」は彼がまだ30際になる前に作曲された作品です。作曲の師であるテレマンの作品の影響を色濃く残しながら、すでにバロック音楽のスタイルからは離れ、和声などには多感主義の音楽の特徴が感じられます。合唱の役割は最小限にとどめられ、華麗なアリアやレチタティーヴォが中心となっており、シンプルな構造によってテキストの表現がストレートに分かりやすく示された受難曲となっています。先行するヘンデルやテレマンの「ブロッケス受難曲」、またバッハの受難曲との違いには興味が湧くことでしょう。指揮を担ったフランツ=ペーター・フーバーは、フルダ大聖堂の合唱指揮者を長年務めるルネサンスから現代までの宗教音楽の専門家。2003年には若い歌手たちを集め、フルダ大聖堂の聖歌隊メンバーを中心としたカペラ・カテドラリス・フルダを結成し、毎年行われる受難節のコンサートでは、ルネサンスから現代までのレパートリーをその時代にあった様式で歌唱・演奏し、人気を博しています。ラルパ・フェスタンテは1983年に結成されたドイツを代表するピリオド楽器オーケストラの1つ。幅広いレパートリーを持ち、17~18世紀の知られざる作品の復興にも注力しています。また近年、ロマン派の大規模声楽作品での演奏でも注目を集めています。この録音は、シューバックの「ブロッケス受難曲」の作曲から250年以上の時を経て行われた復活上演をライヴ収録したもの。CDジャケットに使用されたジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロの宗教画のように色彩感ある受難曲をお楽しみください。(2025/04/18 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555705-2

  • 詳細

    シュペルガー/J. シュターミッツ/オットー:トランペット協奏曲集(コヴァーチ/ラルパ・フェスタンテ/フォスカイレン)

    現在のようなバルブ機構が付いたトランペットが出現したのは、およそ1815年頃。それまでは、円筒形の直管にベル(朝顔)が付いただけのシンプルな楽器=ナチュラル・トランペットでした。もちろん楽器として様々な改良が加えられていましたが、基本的に奏でることができるのは倍音のみで正確な音階を奏でることは難しく、主に軍楽隊のファンファーレに用いられていました。バロック期になってようやく簡単なメロディが演奏できる楽器も現れはじめ、このアルバムに収録されている作品はどれも、その頃のナチュラル・トランペットのために書かれたもの。ニ長調という調性が多いのは、一番楽器の特性が活かしやすいという理由によります。このアルバムの演奏者は1976年、ハンガリー生まれのトランペット奏者クリスティアン・コヴァーツ。フランツ・リスト音楽院でトランペットと教会音楽を学び、スコラ・カントルム・バシリエンシスでツィンク(音孔を持つコルネット)の奏法を学び、修士号を取得した古楽トランペット奏法のプロフェッショナルです。彼はクラリオンと呼ばれる巻管の長いバロック・トランペットを用い、卓越した技術による滑らかな旋律を奏で、オーケストラと雄弁な対話を聴かせます。(2020/03/27 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555144-2

  • 詳細

    シュミット:序曲=組曲第1番 - 第5番(ラルパ・フェスタンテ/シュテック)

    ヨハン・クリストフ・シュミットは、ザクセン州に生まれ、早くから音楽に親しみ、12歳で選帝侯ヨハン・ゲオルク2世の宮廷音楽家として仕えた後、ライプツィヒ大学に入学。その後ドレスデン礼拝堂での指導者として活動を開始するとともに第二宮廷オルガニストに昇進、1693年にはイタリアへの研修のために奨学金を受けました。1697年にはポーランド王室宮廷音楽家としてワルシャワに赴任。同時にドレスデン宮廷楽団の指揮者としても活躍、とりわけ特にプロテスタント教会音楽の伝統を守りました。彼はアウガスト2世(強王)の支配下で宮廷楽団を発展させ、宗教儀式や演劇、バレエの音楽を担当。彼の尽力で、ドレスデン宮廷楽団は当時最も近代的で優れたオーケストラとして名声を得ました。そして1714年にアウグスト王のヴェルサイユ旅行に随行。ルイ14世の宮廷音楽を直接体験した以降の作品はフランスやイタリアの音楽スタイルが融合したものとなりました。しかし彼の作品の多くは1760年の火災によって失われてしまいました。シュミットの「管弦楽組曲(序曲付きの組曲)」は、17世紀から18世紀初頭の行事の際に演奏されたもので、フランスやイタリアの音楽スタイルを融合させた作品。この時期の宮廷アンサンブルの編成やレパートリーの新しい方向性が反映されています。特に、組曲第3番では2組の器楽パートによる競演が繰り広げられるなど、シュミットの新しいアプローチを示唆しています。(2025/01/10 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555640-2

  • 詳細

    J.S. バッハ:カンタータ集 - BWV 12, 147 (ミュンヘン・アルチス=ヴォーカリステン/ラルパ・フェスタンテ・バロック管/グロッパー)

    2005年に結成された、ミュンヘンの劇場・音楽アカデミーのおよそ50人の学生たちをメンバーとする「ミュンヘン・アルチス=ヴォーカリステン」によるバッハ(1685-1750)のカンタータ集の第2集です。このアルバムでは、バッハがワイマールの楽長に就任してから2作目のカンタータである第12番と、「主よ、人の望みの喜びよ」でおなじみの第147番のカップリングです。憂いを帯びたオーボエが美しいシンフォニアで始まる第12番での柔らかな歌い口、涙が出るほどに美しい第147番のコラール、どちらもレベルの高い演奏です。彼らを支えるラルパ・フェスタンテ・バロック管弦楽団の素朴で暖かみのある音色も魅力的です。(2013/02/20 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC425