ジェディカー, ヘダイェット
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19世紀最高のピアニストのひとりであり、シューマンとブラームスから音楽上のパートナーとしても愛され信頼されたクララ・シューマン。それだけの音楽的才能に恵まれながら、彼女の作品には大作曲家的な気負いは感じられず、女性ならではの繊細な心の内を素直に表現したつつましさが漂っています。弱冠9才のクララがライプツィヒ・ゲヴァントハウスでピアニストとしてデビューした時に使われたM. A. Stein Wien um 1825の素朴な音色にのせて、クラクストンが淑やかに歌うクララの歌曲を聴くことは、二人の巨匠が愛した当時のままの優しい音楽空間に身を委ねることであり、彼らがクララを愛した理由をも感じ取れるかも知れません。(2009/03/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570747 |
ドレスデンで生まれ、数々の音楽アカデミーで学んだバリトン歌手マルティン・ヘンゼル。チューリヒの音楽アカデミーではヴェルナー・ギューラに師事しリートを研究。ハルトムート・ヘルの元で研鑽を積んでいたときにはフィッシャー・ディースカウとユリア・バラディにも強く影響を受けたといいます。チューリヒ歌劇場でデビューし、数々のオーケストラ(バロックも含む)と共演、多くの歌曲やオラトリオを歌っています。そんな彼による「暗き光」と題されたこのブラームス(1833-1897)の歌曲集に耳を傾けてみると「交響曲やピアノ曲でのブラームス」とはまた違った印象を受けるのではないしょうか?交響曲のようなベートーヴェン譲りの堅固さでもなく、晩年のピアノ曲のような内省的で晦渋さでもない、ブラームスの心の声のようなものが、余すことなく表出されているように思えます。もちろん「4つの厳粛な歌」のような、全ての世俗的なものから解脱したかのような精神的な作品も含めて、実直で愛すべき人間であったブラームスが透けて見えるような迫真の歌唱です。(2014/07/23 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC883 |
童謡「赤とんぼ」を生みだした山田耕筰と三木露風は、その他にも多くの芸術的な童謡、歌曲を創作している。暖かく深みのある響きが魅力のメゾソプラノ白石愛子とドイツで伴奏ピアニストとして活躍するヘダイェット・ジェディカーが、息の合ったアンサンブルで作品の情景を映し出す。露風が詩に紡いだ故郷、龍野の原風景がここに甦る。白石愛子(メゾソプラノ) AIKO SHIRAISHI、 Mezzosopran兵庫教育大学卒業。同大学院修了。2011年に本格的に声楽を学ぶため渡欧。私立ウィーン音楽院歌曲・宗教曲科にて満場一致の最優秀の成績でディプロムを取得する。渡欧中、アーノルド・シェーンベルク合唱団に雇用され、ザルツブルク音楽祭、グラフィンエッグ音楽祭、シュティリアルテ音楽祭等に出演し、ヨーロッパの音楽現場で研鑽を積む。国内外で歌曲リサイタルをおこなう他、ベートーヴェン『交響曲第9番』、マーラー『交響曲第2番』、バッハ『教会カンタータ』等のソリストを務める。これまでに声楽を保坂博光、福永とし子、ロートラウト・ハンスマン各氏に師事し、歌曲解釈を草野次郎、斉藤雅昭に師事する。日本シューベルト協会会員。たつの市音楽協会会員。バッハクライス神戸所属。現在、姫路大学教育学部講師。ヘダイェット・ジェディカー(ピアノ) HEDAYET DJEDDIKAR、 Klavierスイスのバーゼルに生まれ、ドイツのボンで育つ。フランクフルト音楽・舞台芸術大学にてソロピアノを専攻し、在学中にチャールズ・スペンサーの教えに感銘を受けたことから歌曲伴奏に目覚め、研究科では歌曲伴奏と室内楽を学ぶ。長年にわたり、国際ブラームスコンクールやARDコンクールの公式伴奏を務める。CD録音では『クララ・シューマン歌曲全集』(NAXOS)、『ブラームス歌曲集』(OEHMS)、『ラフ歌曲集』(STERLING)、『プリュデマン歌曲集』(NAXOS)他多数。初録音のものも多く、作品を発見し、演奏することにも注力している。現在、伴奏ピアニストとして活躍する他、フランクフルト音楽・舞台芸術大学にて後進の指導にあたる。(2024/06/21 発売)
レーベル名 | :962 Music |
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カタログ番号 | :QRN-5001 |