ウォス, アシュリー
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1963年、世界的ヴァイオリニストのユーディ・メニューインにより設立されたイギリスの全寮制の名門ユーディ・メニューイン音楽学校。選抜試験に合格した8才から18才までの生徒たちが、通常の学業はもちろんのこと、クラシック音楽の演奏技術に対する研鑽を積んでいます。このアルバムはOrchid Classicsと学校との3年間に及ぶコラボレーションから生まれたもので、12歳から18歳までの卓越した才能を持つ生徒たちの演奏によるヨーロッパ、アジア、オーストラリア、アフリカ、そしてアメリカの多彩な作品が紹介されています。彼らが操る楽器はピアノ、ヴァイオリン、ギター、ハープなど様々。奏者たちの中には、来日公演でも高い評価を受けたヴァイオリニスト富田心をはじめ、彼女の妹富田夢のほか、ギタリスト尾崎琴音の演奏も含まれています。(2024/03/29 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100290 |
「すずめばち」は古代ギリシアを代表する喜劇作家、アリストファネスの劇をギリシア語で上演することとなったケンブリッジ大学の演劇部が、ヴォーン・ウィリアムスに付随音楽の作曲を依頼し生まれたものです。機知にとんだ音楽とイギリス民謡の見事な融合は彼にしか書き得ないもので、中でも「行進曲」でのユーモラスな曲想には思わず口元が緩むことでしょう。ピアノ協奏曲は、あのバックスの恋人であったピアニスト、ハリエット・コーエンの演奏を想定して書かれたもので、かなり先進的に書かれていますが、当時の聴衆や批評家からは高く評価されることがなく、その後の1946年に「2台ピアノのための協奏曲」として改変を図り、その際、そっと忍びこませていた友人バックスの交響曲の引用も「彼に気が付いてもらえなかった」という理由でその部分は取り除いてしまいました。そんな紆余曲折を経た作品ではありますが、その重厚な仕上がりの中には、時折バッハやブゾーニの影響を感じられたりと、イギリス音楽好きにはたまらない音楽となっています。(2010/01/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572304 |
エルガーにはピアノ作家というイメージはあまりなく、当盤においてもかなりのトラックは自作品の編曲(トランスクリプション)の範疇に属するものとなっています。そんな中では、こんな曲もあるのかと驚かされるのは、「エニグマ変奏曲」のピアノ版です。確かに音色の多彩さでは原曲には劣りますが、シンフォニックな分厚い響きを堂々と奏でていくあたりは、トランスクリプション・マニアの期待にも十分沿うものとなっているといえましょう。それにしても、オリジナルのピアノ曲である可憐な「ソナティナ」を聴いていると、エルガーにはもっとこの分野にも注力してもらいたかったものだと、残念に思われてなりません。(2006/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570166 |
音楽の中に込められた比喩や暗喩、そして暗号。これらを探し出すのはとても面白いことです。美しい「白鳥」で知られるサン=サーンスの「動物の謝肉祭」も、もともとは彼の仲間内で、友人や他の作曲家の曲に風刺を効かせて演奏するために作られた曲。ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲には、やはり他人の作品からの引用が散りばめられています。またベルクの作品には、他の作品の引用はありませんが、数字の「3」が重要なファクターであり、楽章数だけでなく、彼の友人たちの名前が織り込まれ、楽器編成も3群で構成と数々の数字が隠されています。そんな示唆的な作品を演奏するのは、マレーシアのピアニスト、メイ・イ・フー。素晴らしいテクニックでこれらの曲を的確に表現しています。このアルバムの売り上げは、彼女が協力している海洋保全協会に寄付され、美しい海の未来と、海洋生物の保護のために使われます。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100065 |
ピアニスト、ハリエット・コーエンとの愛人関係が有名ですが、恋多きバックスは、そのエネルギーを創作力にも大いに活かしていたという点で、その恩恵が後世の我々にも及んでいます。第1番は、作曲当時夢中になっていたウクライナ女性への恋愛感情が反映された作品といわれ、実際ロマンティックな味わいが濃いものです。後に第2、3楽章に関しては差し替えが行われましたが、当盤ではそのオリジナル版も聴くことができます(世界初録音)。第3番はより成熟した作品で、彼独特の甘美で情熱的な調べが、凝った音楽語法や演奏技巧を用いて、念入りに展開されていきます。(2007/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557540 |
既発売のアルバム8.557540で極めて印象深い演奏を聴かせたジャクソンによるバックスのヴァイオリン・ソナタ第2集です。メインとなる第2番のソナタは第一次世界大戦に対する作曲家の懸念が表現されたもので、不安げな表情とある種の艶かしさが全曲を支配します。特に第2楽章での奇妙なワルツは、まさに「死の舞踏」とも言えましょう。「伝説」「バラード」はバックスの最盛期の作品。異国風かつ洗練されたドラマティックな作品です。1983年まで演奏されることのなかったヘ長調のソナタも聴き物です。(2008/02/06 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570094 |
NAXOSではすっかりおなじみとなった、イギリスの作曲家バックス。今作もピアノのための作品です。彼のピアノと管弦楽のための作品は5曲あり、そのどれもに例のごとく、愛する人ハリエット・コーエンの面影がだぶります。演奏に50分近くを要する「交響的変奏曲」は、それぞれの変奏部分にタイトルが付けられた音による叙事詩とも言える大作。聴き応えたっぷりです。かたや、小規模の「左手のための小協奏曲」はアイルランドの海辺の景観を思わせるロマンティックな曲。繊細で移ろいやすい和声、ハーモニーが魅力的です。(2009/06/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570774 |