ヒンリクス, マリー=ルイーズ
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少年時代から天才ピアニストとして名を馳せ、9歳年上のモーツァルトからもその才能を高く評価されたというエーベルル(1765-1807)。そのまま彼らは友人となり、1791年にモーツァルトが亡くなった時は「モーツァルトの墓前にて」というカンタータを作曲したほど、親しい関係を保っていました。モーツァルトの死後も音楽教師、作曲家として活動を続け、ピアノ協奏曲や交響曲を数多く作曲、一時はベートーヴェンよりも聴衆の人気を得ていたといいます。そんな彼の作品、やはりモーツァルトとの親和性が高く、いくつかの曲は「モーツァルト作」として出回ったこともあるようです。とは言え、ここで聴ける彼の変奏曲やソナタは、その緻密な構成と粘り強さの面で、どちらかというとベートーヴェン風の力強さを備えています。魅力的な作品です。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777605-2 |
7歳でピアノに出会い瞬時に魅了されたというピアニスト、マリー・ルイーズ=ヒンリクス。ステファン・アスケナーゼに14年間師事し、モーツァルトの協奏曲でデビュー。ラトルやツァハリアスなど、名だたる名手らと共演する傍ら、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの歌をピアノにアレンジしたアルバムは国際的にセンセーションを巻き起こしています。以降、コンポーザー・ピアニストとして活躍するヒンリクスの最新録音はペルゴレージ「スターバト・マーテル」の彼女自身の編曲によるピアノ独奏版という驚くべき作品。少人数のオーケストラと合唱、独唱で奏されるこの曲を、ピアノ独奏に移し替えているときに、ヒンリクスは作品の持つ悲しさに圧倒されてしまい、しばしば作業を中止しなくてはならなかったと言います。しかし希望とキリストの栄光に支えられ完成したというこのヴァージョン、細かいニュアンスと暖かい音色は原曲の特徴を丁寧に描き出しています。(2017/06/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555103-2 |