ローリゼン, ベヴァリー
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流石はアメリカ実験楽派の中でも、大物中の大物のアイヴズです。ピアノを核とした、小規模アンサンブルを中心とした当盤ですが、常人の発想を超越したそのサウンドの刺激度たるや、脳に心地のよい痺れが来るほどです。暴力的なまでに打ち付けられるピアノの音塊をバックに、絶叫するかのようなソプラノが絡んだり(3など)、弦楽器が狂ったように走り回ったり(6など)、物凄いとしかいいようがありません。4分音(通常の半音の中間)に調律したピアノを用いた15~17は、まさに調子が外れたような響きの連続で、慣れてくると気持ちがよい?ですが、それまでは体質によっては、気分が悪くなるかもしれませんのでご用心!(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559194 |
20世紀アメリカの名室内楽曲を辿る本シリーズ、今回はブルックリンに生まれ、シェーンベルク、ブロッホ、セッションズらに学び、ヨー・ヨー・マを指導したこともあるという、キルシュナーの登場です。彼の音楽は、耳当たりのよい旋律がほとんど見当たらないにもかかわらず、ダイレクトに聴衆に感情に訴えかけてくるような、力強い表現力を持っています。奏者には、それぞれの楽器の持っている特性を素直に引き出す範囲で、高度な要求が課されており、演奏効果も高い作品ばかりです。特にピアノ三重奏曲など、激しいリズムや、鋭い音のぶつかりによるテンションの高まりが凄まじく、ただひたすら圧倒されるばかりです。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559195 |