バーメル, デレク(1967-)
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グラミー賞に2度ノミネートされたアメリカの作曲家・クラリネット奏者のデレク・バーメルは、ウィリアム・ボルコムをはじめ、アンリ・デュティユー、オランダのルイ・アンドリーセンらに師事、作曲を学びました。彼の作品には東洋の音楽やジャズ、ボルコム譲りのラグタイムなど様々な要素に加えて、コミカルとシリアス、2つの相反する性質が融合されて予測不可能な展開を見せるものが多くあります。このアルバムに収録されている「イントネーションズ」やエレキ・ギターの音色をユニークに用いた「リトルネッロ」はまさにそんな作品。不気味な前奏が突然賑やかな雰囲気に変わるなど興味深い音楽です。クラリネット独奏による「トラキアのスケッチ」はブルガリアの民俗音楽の探求から生まれたもの。バーメル自身の演奏です。「ア・ショート・ヒストリー・オブ・ザ・ユニヴァース」は彼がプリンストン高等研究所のアーティスト・イン・レジデンスを務めていた際、物理学者ニマ・アルカニ=ハメッド氏の講義にインスパイアされて書かれた曲。ヴァイオリン練習曲集は無伴奏ヴァイオリンの可能性を追求した作品です。(2022/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559912 |
エール大学でボルコムとオルブライトに音楽を師事したのち、デュティユーやアンドリーセンの音楽から刺激を受け、北米やガーナ、トラキアの民族音楽を研究するなど、幅広いジャンルから影響を受けたというバーメル。折衷的なスタイルによる多彩な作品を生み出しています。彼が取り組む「ミグレーション」はウィントン・マルサリスの委託によるシリーズで、アメリカの現代画家ジェイコブ・ローレンスの絵画からインスパイアされたもの。ジャズをベースに、バーメルの音楽的思考がモザイクのように組み合わされた楽しい作品です。自身が優れたクラリネット奏者であるバーメルは見事なパフォーマンスも聴かせます。他にはボサノヴァ風の「9月の海」、バーメルが尊敬するバルトークの影響を受けたリズミカルな「叫び、ささやき、痕跡」の2作品が収録されています。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559871 |