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ニールンド, カミラ

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    R. シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」(ニールンド/フランクフルト歌劇場管/ヴァイグレ)

    モリエールの戯曲を元にした歌劇「町人貴族」において、シュトラウス(1864-1949)とホフマンスタールが目指した「演劇と音楽の完全なる融合」は、結局実を結ぶことはありませんでした。しかしこの長すぎる歌劇の中の劇中劇「ナクソス島のアリアドネ」は、その後シュトラウスによって独立した物語に改訂され、皮肉たっぷりのプロローグを付け加えられて、新しい装いに生まれ変ったのはご存知の通りです。別々に用意された喜劇と悲劇、そして終演時間の制約…歌手と作曲家、そのほかの登場人物の軋轢と世間体。そして愛のもつれ。これらに上手く折り合いをつけ、更なる問題提起まで織り込んだこのオペラ(その上、ほかのオペラに比べて上演時間も短めです)は、聞けば聞くほどに魅力が増すものです。わがままなプリマドンナを歌うニュルンドを筆頭に芸達者をそろえたこの上演、ヴァイグレがぴりりと全体を制御しています。(2015/01/28 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC947

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    ハルトマン:室内オペラ「シンプリチウス・シンプリチシムスの青年時代」(ニールンド/ゲルハーエア/ミュンヘン放送管/シルマー)

    作曲家ハルトマンはヨーロッパで非常に人気があり、彼の存命中から多くの著名な音楽家たちによって新作の初演が行われ続けていました。亡くなってからもその人気は衰えることがなく、2005年のハルトマン生誕100周年を記念して行われた演奏会では室内オペラ「シンプリチウス・シンプリチシムスの青年時代」が演奏会形式で上演され大変な好評を博したのです。ハルトマンはこの作品を「オペラ」と呼びましたが、実際には歌うよりも語りに重点を置いたシニカルなものになっています。オリジナル版はヘルマン・シェルヘンの提案で1934-1936年にできていましたが、その後の1955-56年に改訂された時には、ストラヴィンスキーや第2次世界大戦の影響もあって、より複雑なものへと変貌したのです。ウルフ・シルマーはこの曲を演奏するにあたりゲルハーヘルをはじめとした最高のソリストたちを揃え、こちらも大人気のヴォーカル・グループ、ジンクフォニカーもフィーチャーしこの作品のすみずみにまで光をあてることに成功しました。こちらもベルンハルド・ノイホフ、ヴィルフリート・ヒラーとウルフ・シルマーの対話がボーナスとして収録されています。(2009/09/30 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:403571900301

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    ブラウンフェルス:管弦楽伴奏歌曲集 2 (ニールンド/キューマイアー/メルベート/ベルリン・コンツェルトハウス管/ハンスイェルク・アルブレヒト)

    後期ロマン派の末裔、ブラウンフェルス(1882-1954)。大戦中は「退廃作曲家」として冷遇されるも、戦後はドイツの音楽復興に尽くした功績のためか、現代のドイツにおいてその作品への注目は高まる一方です。OEHMSレーベルにも幾つかの作品の録音があり、とりわけ「管弦楽伴奏による歌曲」の第1集には、代表作である歌劇《鳥たち》からの抜粋が収録されるなど、ブラウンフェルスを紹介するための良い手がかりともなっています。この第2集の作品は、不穏な時代の空気が反映された曲もありますが、やはり根本的にはロマンティックな風合いを持っており、また作品によっては、ハンス・ベトゲの詩が用いられた東洋的な雰囲気を漂わせているものもあります。ニュールンド、キューマイアー、メルベート、この3人の名ソプラノの声の違いにも注目。指揮は前作同様、ハンスイェルク・アルブレヒトが担っています。(2016/10/21 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC1847

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    ベートーヴェン:交響曲全集(シュトゥットガルト放送響/ノリントン)

    【ノリントンの爽快ベートーヴェンがお値打ちBOXで登場!】2002年にシュトゥットガルトで行われた、ノリントンとシュトゥットガルト放送響によるベートーヴェン・チクルスを収めた一連のアルバムが、たいへんお求めやすいBOXで登場します。かなり速いテンポを基本とするアプローチですが、細部までおろそかにしない、とにかく丁寧な表現で、デュナーミクや歌いまわしにも独特のアイデアが満載。その美しさと爽快感は世界中の音楽ファンを魅了しました。第九のテノールにカウフマンが参加、マーチではその若々しい歌声を楽しむことが出来ます。(2020/04/17 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19525CD

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    ヘンツェ:オラトリオ「メデューサの筏」(ニールンド/シェーネ/南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル/南西ドイツ放送響/エトヴェシュ)

    2012年9月28日、南西ドイツ放送の傘下にあるシュトゥットガルト放送交響楽団とバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団が統廃合し、誕生した新生「南西ドイツ放送交響楽団」としての初録音となるアルバム。2016年9月、ペーター・エトヴェシュの指揮でオーケストラとしての第1回公演が行われ、その後はケント・ナガノやエッシェンバッハ、クルレンツィスら、錚々たる指揮者たちがオーケストラを指揮しています。このアルバムには1968年に初演のリハーサルが録音されて以来、かつて録音されたことのないヘンツェのオラトリオ「メデューサの筏」が収録されています。実際に起きた海難事故を主題にしたこのオラトリオは、複雑な書法を取りながらも美しい響きに溢れた作品。初演時には大混乱をきたしたというエピソードがありますが、現代では受け入れられやすい音楽です。(2019/09/20 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19082CD

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    北欧の管弦楽伴奏歌曲集(ニールンド/ミュンヘン放送管/シルマー)

    (2008/06/11 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777262-2

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    ヤルネフェルト:歌曲集(ヒュンニネン/ニュールンド/パーナネン)

    (2010/08/09 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1029-2

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    ランゴー:「反キリスト」(デンマーク国立放送響/ダウスゴー)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Dacapo
    カタログ番号:6.220523-24

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    レハール:喜歌劇「ほほえみの国」(バイエルン放送合唱団/ミュンヘン放送管/シルマー)

    「メリー・ウィドウ」など代表作に次ぐレハールの注目作として、録音だけでなく上演も多いオペレッタですが、このセットはウィーン国立歌劇場の常連でもあるシルマーの指揮。オーストリア?ドイツ的な性格を見事に再現し、作品のクオリティを再認識させてくれます。(2007/09/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777303-2

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    レハール:喜歌劇「ルクセンブルク伯爵」(ベーレ/ニールンド/アルダー/フフランクフルト歌劇場合唱団&管弦楽団/キム・ウンソン)

    レハールの喜歌劇《ルクセンブルク伯爵》は、1909年、テアター・アン・デア・ウィーンで名指揮者ロベルト・シュトルツによって世界初演され、すぐさま大成功を収め、同劇場で300回も再演されました。この記録は現代におけるミュージカルにも匹敵するもの。親しみやすいメロディと、貴族や芸術家たちの生活がちりばめられた楽しい内容、そしてなんといっても幸せなハッピーエンドがやってくることでしょう。現代でもしばしば上演されますが、この録音では注目のテノール、ダニエル・ベーレとベテラン、カミラ・ニュールンドの軽妙なやりとりが素晴らしく、韓国出身の女性指揮者キム・ウンソンの演奏も聴きどころです。(2017/08/30 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC968