ガルベン, コルト(1943-)
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ドイツ・リートの歴史に大きな足跡を残した偉大な歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(1925-2012)。1947年、ライプツィヒで最初のリサイタルを行い、その翌年にはベルリン・ドイツ・オペラのバリトン歌手としてデビュー。1951年には名ピアニスト、ジェラルド・ムーアと歌曲を初めて録音して以降、次々とドイツ・リートの録音を行い、どれも「比類なき名演奏」として高く評価されています。近現代作品にも積極的に取り組み、とりわけ作曲家アリベルト・ライマンとは1960年代からしばしば共演を果たしたけではなく、歌劇《リア王》はフィッシャー=ディースカウの提案で作曲されるなど、お互いに影響を及ぼし合う盟友でした。この第1集となる5枚組には、ほぼ忘れられていた2人の作曲家、ツェルターとライヒャルトの作品、やはり珍しいシュポアの歌曲集、フィッシャー=ディースカウが得意としていたヴォルフの「イタリア歌曲集」、他の歌手があまり取り上げることのないプフィッツナーの歌曲が収録されています。なかでもツェルターは作曲家ライマンが作品と同時代に制作されたピアノ(1838年製のコンラート・グラーフ)を用いて伴奏を務めており、彼らの作品に対する探求心と鋭い解釈が発揮された名演に仕上がっています。 詳細は次ページより(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
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カタログ番号 | :C992205 |
「自然交響曲」など、後期ロマン派の様式を色濃く受け継いだいくつかの作品で、近年再評価されつつあるオーストリアの作曲家ハウゼッガー。このアルバムでは同時代の詩人たちの詩を用いた歌曲が収録されています。デーメルやビーアバウムなどの退廃的な詩を正統派ドイツ・リートの流れに組み入れたユニークな歌曲は、リヒャルト・シュトラウスやツェムリンスキー、時にはマーラーの妻アルマが残した作品にも似た感触を持ち、この時代の作品を好きな人にはたまらない魅力を放っています。ドイツ・リートの巧みな歌い手、トレーケルによる丁寧な歌唱です。(2018/09/05 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777730-2 |
衝撃的な管弦楽曲(777418-2)、そして美しい室内楽作品(777419-2)。この2枚のCDが発売されたことで、クラシック好きの好奇心にまた新たな光を灯したクロアチアの知られざる女性作曲家、ドーラ・ペヤチェヴィチ。今作は彼女の歌曲を取り上げています。37年と言う長くはない生涯に数多くの作品を残したペヤチェヴィチですが、歌曲は作品番号のついた歌曲集を含む14作品、計33曲を書いています。用いられた詩は慎重に準備され、Op.13の「なぜ?」は彼女自身の詩情あふれるテキストが使われています。この1枚でほぼ歌曲の全容を知ることができ、彼女がいかに伝統という束縛から解放され、自分自身のスタイルを構築していったかがわかるようになっています。もっと長く生きていたなら・・・。そう思わずにはいられない才能です。(2012/07/11 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777422-2 |