ヤブロンスカヤ, オクサナ
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グラズノフは職業的なコンサート・ピアニストではありませんでしたし、数の上から考えればピアノ作品をメイン・フィールドとしていなかったことも確かですが、残されたピアノ作品は第一級の出来映えを見せているものが少なくありません。大作となったピアノ協奏曲第1番もそんな作品の一つで、雄大で憂愁の味わいがあるメロディーと美しい和声が、いかにもロシア風といった感のある華麗で重厚なピアニズムをたっぷり盛り込んだピアノ独奏と、いつもながらに充実したオーケストラによって展開される聴き応え満点なものとなっています。なおこの作品は大ピアニストのゴドフスキーに捧げられていますが、そのことからも彼の作品に対する自負と自信がうかがえます。(2000/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553928 |
突出した人気を誇る第1協奏曲の影で、チャイコフスキーのピアノ独奏曲は今一つ人気がないのが実情です。・・・が、実はとんでもないお宝の山なのです! スラヴ的な味わいをベースにして、ときには土臭く勇ましく、あるときには甘く切なく迫ったり、はたまた憂いに満ちたりと、チャイコフスキーの魅力はこの分野でも満開です。充実したピアノ書法にも支えられ、魅力的な楽想が次から次へと飛び出す「ドゥムカ」の多彩さ、「3つの歌曲の編曲」Op.16でのやるせないような歌等々、中毒性は高いです。「スラヴ行進曲」は実用本位のややヘッポコな編曲ですが、これすら御愛嬌といった感じで面白いかも!?(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553330 |
中央アジアのアルメニア人であったハチャトゥリアンは、民族主義的な手法をふんだんに取り入れ、強烈なリズムと生命力に富んだ作品を次々と発表していきました。「ピアノ協奏曲」は、彼の出世作とも言える作品で、両端楽章の暴れん坊ぶりも快感ですが、第2楽章のエキゾチックな哀愁が胸を打ちます。「コンチェルト・ラプソディー」は、比較的晩年に作られた1楽章形式の協奏作品で、ピアノ以外にもヴァイオリンとチェロのものがあります。作風的には、持ち前の民族的要素を近代的な語法でさらにパワーアップさせた怪力作です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550799 |
今年生誕200年を迎えた偉大なる作曲家、フランツ・リスト(1811-1886)を知るための2枚組です。超絶技巧の持ち主として、ピアノ奏法に新たな光を当てた人であり、イケメンであり、また優れた管弦楽法の使い手で、交響詩の生みの親であったリスト。しかし、これはほんの一部でしかありません。華やかさの中に隠された影の部分を知ることで、彼の音楽がより一層魅力的になることは間違いありません。また50000語に及ぶ英語のバイオグラフィは比較的わかりやすい文章で書かれていて、読み応えたっぷりです。(2011/05/18 発売)
レーベル名 | :Naxos Educational |
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カタログ番号 | :8.558214-15 |
リストはシューベルトの歌曲をこよなく愛していました。そしてその「愛」は、好きな曲はピアノで弾きたいというピアニストの自然な想いのままに「編曲」という実を結びました。編曲といっても、ただ単にピアノ伴奏部と歌の旋律を一緒に弾くというだけではなく、原曲の内容を咀嚼してさらに効果的なピアノ表現が付け加えられています。そのため、曲によっては多少厚化粧風にはなったものの、立派な「ピアノ音楽」として生命を得たのでした。ロシアのベテラン・ヤブロンスカヤは実におおらかな構えで14曲を奏でています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553062 |