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ボロヴィチ, ウカシュ

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    バツェヴィチ:交響的作品集 1 - 交響曲第3番、第4番(ケルン西ドイツ放送響/ボロヴィチ)

    cpoレーベルの新シリーズ、グラジナ・バチェヴィチの交響的作品全集。第1集では1950年代に書かれた2つの交響曲を収録。どちらも彼女が交通事故でけがを負う前の作品であり、パリ留学で培ったフランスの微妙な音色の使い分けがなされた見事に活きています。第3番は大編成のオーケストラのために書かれているものの、新古典派の伝統に基づく軽快な表現も見いだせるユニークな作品です。第4番も同様で、編成にはイングリッシュホルン、E♭およびバスクラリネット、コントラファゴット、ハープなどが加わっており、多彩な響きが随所に用いられています。また、作品には彼女の特質でもあるポーランドの民俗音楽の素材を採り入れており、伝統とインスピレーションの見事な融合が味わえます。演奏はポーランド人指揮者ウカシュ・ボロヴィチが指揮するケルンWDR交響楽団。この新しいプロジェクトを担うにふさわしい顔ぶれです。(2022/12/23 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555556-2

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    バツェヴィチ:交響的作品全集 2 - 序曲/交響曲第2番/交響的音楽(ケルン西ドイツ放送響/ボロヴィチ)

    cpoレーベルの好評シリーズ、グラジナ・バツェヴィチの交響的作品全集。第2集は新古典派の様式で書かれたダイナミックな「序曲」で始まり、ヴィトルド・ロヴィツキによって1951年のポーランド音楽祭で初演された、伝統的な4楽章形式の「交響曲第2番」が続きます。そして色彩豊かな音色を駆使した「管弦楽のための変奏曲」が続き、最後に置かれた「3楽章の交響的音楽」は、短く攻撃的な第1楽章、曲の中心をなす大規模な密度の濃い第2楽章、初期のバチェヴィチ作品を思わせるリズミカルな舞曲である第3楽章と、彼女の作風を総括したかのような充実した音楽で構成されています。第1集と同じく、ウカシュ・ボロヴィチが指揮するケルンWDR交響楽団によるメリハリの利いた完成度の高い演奏で。(2024/02/16 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555660-2

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    バツェヴィチ:交響的作品全集 3 - 交響曲第1番/管弦楽のための協奏曲/パルティータ(西ドイツ放送響/ボロヴィチ)

    cpoの人気シリーズ、グラジナ・バツェヴィチの交響的作品全集を締めくくる第3集。1942年から45年に書かれた交響曲第1番は、このアルバムが世界初録音。第1番と附番されているものの、実際には2番目の交響曲で、1938年に書かれた実質上の第1番はバツェヴィチ自身によってカタログから削除されてしまいました。この曲も出版が許可されておらず、今回は自筆譜に基づいて演奏が行われています。「ポーランド序曲」は1954年の作品。こちらも出版されることのなかった作品ですが、複雑な変拍子を用いた活力あるリズムが優れた効果を生み出しています。他には1955年作曲の新古典派的な「パルティータ」と亡くなる2年前の1967年に書かれた「In una parte」を収録。ウカシュ・ボロヴィチ指揮のケルンWDR交響楽団は、初期の実験的な作品から、多彩な音色を用いた後期の作品まで、見事な演奏を披露します。(2024/11/15 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555661-2

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    パヌフニク:管弦楽作品集 1 - ハーモニー/夜想曲/序曲/カティンの墓碑銘/平和への行列(ポーランド放送管/ボロヴィッツ)

    20世紀のポーランドの大作曲家パヌフニクは、ワルシャワ、パリ、ウィーンで学び若い頃からその才能を嘱望されていました。ウィーン時代は、尾高尚忠とも交友があったことでも知られます。指揮者としても高く評価されていましたが、その退廃的すぎる作風のため、ポーランドで彼の作品の演奏が禁止されてしまい、1954年にイギリスへ移住。バーミンガム市交響楽団の音楽監督を務めるなど、多彩な音楽活動を行い、その評価はますます高まることとなりました。彼の作品は、前衛的でありながらも、独特の静謐さと儀式めいた味わいを持ち、常に人間の精神的な深みを描くことに終始します。知性と感情のバランス、心の平穏、それらを求めてやまない現代人の心にぴったりマッチする作品群です。暴力的な音の羅列で始まる「悲劇的序曲」、とにかくカッコイイ「英雄的序曲」などわかりやすい作風も魅力です。20世紀のポーランドの大作曲家パヌフニクは、ワルシャワ、パリ、ウィーンで学び若い頃からその才能を嘱望されていました。ウィーン時代は、尾高尚忠とも交友があったことでも知られます。指揮者としても高く評価されていましたが、その退廃的すぎる作風のため、ポーランドで彼の作品の演奏が禁止されてしまい、1954年にイギリスへ移住。バーミンガム市交響楽団の音楽監督を務めるなど、多彩な音楽活動を行い、その評価はますます高まることとなりました。彼の作品は、前衛的でありながらも、独特の静謐さと儀式めいた味わいを持ち、常に人間の精神的な深みを描くことに終始します。知性と感情のバランス、心の平穏、それらを求めてやまない現代人の心にぴったりマッチする作品群です。暴力的な音の羅列で始まる「悲劇的序曲」、とにかくカッコイイ「英雄的序曲」などわかりやすい作風も魅力です。(2010/04/07 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777497-2

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    パヌフニク:管弦楽作品集 2 - 交響曲第1番、第4番/組曲「ポロニア」/子守歌(ポーランド放送管/ボロヴィッツ)

    (2010/08/18 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777496-2

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    パヌフニク:管弦楽作品集 3 - シンフォニア・ミスティカ/秋の音楽/ショパンへのオマージュ/狂詩曲(ポーランド放送管/ボロヴィッツ)

    1914年ポーランド生まれの作曲家パヌフニクの管弦楽作品集第3集です。ワルシャワ、パリ、ウィーンで学び、ウィーン時代には尾高尚忠と交友があったため、彼の二男である忠明氏がパヌフニク作品を積極的に取り上げていることでも知られています。ナチス~ソヴィエト時代、ポーランドでも彼の作品を取り上げることが禁じられたため、イギリスに亡命、その地で生涯を終えました。彼は10曲の交響曲を作曲し、そのほとんどにタイトルが付けられています。この第6番は「神秘的」と名付けられていますが、これは「数字の6が持つ神秘」について書かれています。短い音形が綴られていきますが、どれも根底に6が潜んでいます。それは6拍子であったり、6つの和音であったり。まさに神秘に彩られた作品です。他に珍しい曲が3つ収録されています。(2011/04/20 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777498-2

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    パヌフニク:管弦楽作品集 4 - 悲歌の交響曲/神聖な交響曲/交響曲第10番(ベルリン・コンツェルトハウス管/ボロヴィッツ)

    ワルシャワで生まれ、パリ、ウィーンで学びロンドンで生涯を終えた作曲家パヌフニク(1914-1991)。cpoからは、これまでに3枚の管弦楽作品のリリースがあり、そのどれもが世界中で高い評価を受けています。今作は今までのポーランド放送管弦楽団ではなく、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団による演奏で、今までとは違った趣きが楽しめること間違いありません。交響曲第2番は1957年に書かれたもので、1942年のワルシャワ蜂起における犠牲者の為に書かれた鎮魂のための交響曲です。初期の作品ということもあり、まだまだ調性に支配されたどちらかというと古典的な作品です。第3番は最もよく演奏される曲で、宗教心と愛国心に満ち、現代的な響きの中に驚くほどの清冽な表情が見える特異なものです。1988年に作曲された第10番はシカゴ交響楽団の創立100周年とゲオルク・ショルティへのための委嘱作品で、凝縮された内容を持つ15分程度の短い交響曲です。(2011/11/09 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777683-2

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    パヌフニク:管弦楽作品集 5 - 交響曲第7番「メタシンフォニア」、第8番「シンフォニア・ヴォティーヴァ」(ベルリン・コンツェルトハウス管/ボロヴィッツ)

    偉大なるポーランド=イギリスの作曲家パヌフニク(1914-1991)の作品は、一時期はごくマニアの間のみで愛聴されていましたが、最近になってようやく人工に膾炙されるようになってきたのは、このcpoのシリーズも一役買っているのではないでしょうか。今回の第5集には「交響曲第7番」と「交響曲第8番」の2曲と、1979年作曲の「コンチェルト・フェステォーヴォ」の3曲が収録されています。交響曲第8番はボストン交響楽団創設百周年記念の委嘱作品。小澤征爾の指揮で初演されたことで知られています。交響曲第7番は、1981年に作曲されたものでポーランドの愛国心の象徴とされる「チェンストホヴァの黒い聖母」に捧げられています。(2012/11/21 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777684-2

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    パヌフニク:管弦楽作品集 7 - 天球の交響曲/ファゴット協奏曲/ランドスケープ(ベルリン・コンツェルトハウス管/ボロヴィッツ)

    最近は娘であるロクサンナの作品の演奏機会も増え、ますます注目が高まるポーランド出身のアンジェイ・パヌフニク(1914-1991)の音楽。cpoレーベルは彼の作品を精力的にリリースしていて、どれもが高い評価を受けています。このアルバムは交響曲第5番を中心に、協奏曲、声楽曲とバランスの良い選曲が魅力。彼の最高傑作とも言われる交響曲第5番は「天球の交響曲(空間とも訳される)」と副題が付けられた作品で、常に挑戦的な不協和音が炸裂する強烈な部分と、暗黒を思わせる虚無の部分の対比が見事な音楽です。諧謔的とも思える「ファゴット協奏曲」、「なぜこんなに穏やかな?」と驚くような「愛の歌」、そして冬の草原を思わせる「情景」。この作曲家の多面性を強く感じさせる素晴らしい1枚です。(2014/02/19 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777686-2

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    パヌフニク:管弦楽作品集 8 - ヴァイオリン協奏曲/チェロ協奏曲/ピアノ協奏曲(ベルリン・コンツェルトハウス管/ボロヴィッツ)

    20世紀を代表する偉大なる作曲家アンジェイ・パヌフニク(1914-1991)。このアルバムは彼の「交響的作品集」の完結編となります。ワルシャワで生まれ、パリ、ウィーンで学び「西洋の現代音楽」や「新古典主義」にどっぷり漬かるも、彼自身は「私にとって音楽は常に最も深い人間の表現であり、本物の感情と精神的、指摘な内容を持つものです」と語るように、その作品はもっと個人的な悲しみや怒りの感情、そして未来への希望など様々なものを孕んでいます。このアルバムには3つの協奏曲が収録されています。3つの中では一番古い時代に書かれた「ピアノ協奏曲」での表現の触れ幅の大きさ(躍動的な第3楽章が素晴らしい)は感動ものですし、最晩年の「チェロ協奏曲」も鎮痛な第1楽章と、音楽があふれ出てくるような目覚しい第2楽章の対比が素晴らしく、これこそが、彼が生涯をかけて追求したものなのだろう。と納得させてくれる音楽です。それぞれの協奏曲でソロを担当している奏者たちも注目。これは一聴の価値ある1枚です。(2014/08/27 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777687-2