ボロヴィチ, ウカシュ
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好評シリーズ「亡命ユダヤ人作曲家たちのチェロ協奏曲集」の第4集。これまでにカステルヌオーヴォ=テデスコ、ハンス・ガル、ゴルトシュミット、ライゼンシュタイン、ヴァイグルの協奏曲をリリースしているウォルフィッシュ。今作ではコルンゴルトとベン=ハイム、ブロッホの協奏的作品を演奏しています。ベン=ハイムはドイツに生まれイスラエルに移住、名前もヘブライ風に改めたという作曲家。作品にはブロッホとの関連性が指摘されており、このアルバムでもブロッホの「バール・シェム」の一部が収録されています。コルンゴルトのチェロ協奏曲は、もともと映画「愛憎の曲」のための音楽。登場人物が演奏する曲を協奏曲仕立てにした甘い音楽です。ベン=ハイムのチェロ協奏曲はコルンゴルト作品のようなむせ返る官能性はあまり感じられず、民族音楽寄りの旋律と新古典派主義の作風による聴き映えのする作品に仕上がっています。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555273-2 |
近年注目が高まる作曲家、ニコライ・ミャスコフスキーのチェロ作品を中心に収録した1枚。主に20世紀前半に活動し、27曲もの交響曲を書き上げたミャスコフスキーの音楽は、生涯にわたり親交を結んだプロコフィエフからの影響も感じさせながらも、後期ロマン派の作風に実験的な要素を融合させたものです。彼のチェロ協奏曲は1945年の作品。ソビエトの若いヴィルトゥオーゾ世代のためのレパートリー拡充という目的のために書かれており、瞑想的なLento ma non troppoで始まり、展開部の代わりに短いソロのカデンツァが置かれるというユニークな構成で、憂鬱な雰囲気の第1主題と、明るく情熱的な第2主題が絶妙なバランスを保っています。続く第2楽章はロンド形式で、3連符の躍動する主旋律と2つの緩やかなエピソードが特徴。華やかなカデンツァの後、冒頭の主題が再び登場し、瞑想的なコーダへと導かれます。他にはミャスコフスキーの2曲のチェロ・ソナタと、彼がオーケストレーションの技術を学んだリムスキー=コルサコフに、和声と対位法を学んだリャードフの作品が配されています。幅広いレパートリーを持つことで知られるチェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュの演奏で。(2023/02/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555420-2 |
1970年生まれの若き作曲家柳済準はソウルで生まれ幅広い音楽教育を受けました。作曲を姜碩煕とペンデレツキに学び、数多くの賞を受賞、韓国で最も才能ある作曲家の一人と目されています。08年に初演された「シンフォニア・ダ・レクイエム」はペンデレツキにも傑作と評価され、初演時には10分ものスタンディング・オベーションで迎えられました。荒れ狂うかの様な感情表現は若き才能をストレートに伝えるものでしょう。ロマン派の香り漂うヴァイオリン協奏曲の美しさにも耳が奪われます。 (2009/09/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570599 |